成功者の法則
(画像=Chinnapong/Shutterstock.com)

(本記事は、浦田 健氏の著書『魚を与えるのではなく、サカナの釣り方を教えよう 起業家の父から愛する子へ33の教え』実業之日本社の中から一部を抜粋・編集しています)

やる気のスイッチを入れる方法

でもね、人間は周りに流される生き物。飲みに誘われたり、遊びに誘われたりして、ついつい、今日くらいさぼっても……とかって思っちゃう。

だから、強い意志を持っていないと、なかなか習慣化できるものではないんだ。

僕のようにクライアントから毎月会費やコンサルティングフィーを貰っていれば「絶対やらなきゃ」ってモチベーションは保てるけど、自分がやらないことで迷惑を被(こうむ)る人が他にいなければ、どうしても怠けてしまうものだ。

ナイキのスローガン「JUST DO IT!(やってやろうぜ)」のウラではたくさんの人が潜在意識の中で「I KNOW, BUT…(わかってるよ、でも……)」って思っちゃってるんだよな。

どうしても怠けてしまいそうな時、やる気のスイッチを入れる簡単でとってもいい方法がある。それは「5秒ルール」で行動することだ。

『The 5 Second Rule』の著者、メル・ロビンスさんは、何かをしようとしたら、すぐに「5、4、3、2、1」とカウントダウンをして0ですぐに行動することで、怠けようとする自分にスイッチを入れることができるってことを教えてくれた。

朝起きるのがめっぽう苦手な僕は、そんな方法で起きれるものか!

と半信半疑だったけど、実際に、「5、4、3、2、1」とやってみたら、本当にスッと起きることができたんだ。

なぜ5秒ルールが効果的なのかというと、脳に言い訳をする時間を与えないからだという。

目覚ましが鳴ると、「もっと寝ていたい」「疲れているから」「あと10分だけ……」なんて考えてズルズル時間が経っちゃうけど、間髪入れずカウントダウンするだけで、不思議と起きることができるんだよ。

朝、目覚ましが鳴ったらスッと起きるっていうのは、日常の中では取るに足らないささいな事かもしれない。でも自らをプッシュしてこういう小さな行動を積み重ねていくと、あらゆる行動に対して自信が生まれるんだ。

この自信が、誰もができる普通のことを誰よりも徹底するという習慣に繋がっていくんだよ。なにごとも習慣化ができたら成功は約束されたも同然だ。

イチロー選手は、打席に入る時にゴルフスイングのような素振りや、バッターボックスに立った時に刀を持つようなポーズをするよね。

あれもやる気のスイッチだ。

ラグビーの五郎丸選手がペナルティーキックをする前のあのカンチョーポーズも良い時のプレイを思い起こさせるスイッチのひとつだよね。

専門用語で、「プレ・パフォーマンス・ルーティン」っていうんだけど、あれは単なる精神統一やゲン担(かつ)ぎだけでなく、スポーツ心理学で証明されている本当に効果がある習慣なんだよ。

僕もセミナーで講演(こうえん)する前は、必ずルーティンを入れる。

セミナーの数分前には、必ず瞑想(めいそう)する。大きく深呼吸を3回しながら、イメージの中で、お客さんをジャガイモに見立て、世界ナンバーワンコーチと言われている講演家、アンソニー・ロビンズさんの体の中に入っていくんだ。

そうすると、気持ちが落ち着いて、体の内側からパワーが溢れてきて、自分でも途中の内容を覚えていないくらい自然に話ができるようになるんだ。

そして、僕が話をしている間、参加者は誰ひとり寝ることもなく、ずっと真剣に僕の話を聞いてくれるようになるんだよ。だから、このルーティンは欠かせない。

君も騙されたと思ってまずは5秒ルールを実践してみるといい。

そして怠けようとする自分をプッシュするんだ。

慣れてきたら、勉強の前、テストの前、サッカーの試合の前、何か良いイメージが持てる自分なりのルーティンを持つといいよ。

ルーティンを何度も集中して行うと、そのあとのプレーがスムーズになったり、周りの物音や不安が気にならなくなったり、ストレスが減ったりすることを実感できるはずだ。

魚を与えるのではなく、サカナの釣り方を教えよう
浦田 健
明治大学商学部卒。不動産コンサルティングの第一人者。著書は不動産部門最多となる累計30万部超。不動産コンサルティング会社のほか、不動産管理会社、不動産投資会社を経営。自らも日々アパートの掃除を行なう大家さんのひとり。2008年「一般財団法人日本不動産コミュニティー(J‐REC)」を設立、代表理事に就任。「すべての人に不動産の知識を!」を実現するために全国を奔走中。年間の講演数は40回を超える。

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