

インフレになると、買い物や各種支払いでの支出が増え、生活が苦しくなります。そのような時代に、月5万円の副収入があれば支出増の影響をかなり緩和できるでしょう。そこで、収入を増やすにはどのような方法があるのか、月5万円の副収入を得るための思考法を紹介します。
インフレを乗り切るためには副収入が必要
2022年2月に始まったウクライナ戦争をきっかけに、エネルギー価格や原材料価格が高騰し、世界的にインフレが進みました。電気代が前月比で2倍以上になる家庭のケースがニュースなどで報道され、食品が一気に数千品目値上げされるなど、コストプッシュインフレが深刻さを増しています。市民も節電に取り組んだり、少しでも安い店で購入したりするなど、懸命な自助努力を行っています。
ただ、インフレの影響を少しでも緩和するには、節約だけでなく副収入を得るという思考の転換が必要になってきます。
月5万円の副収入で給与・年金を底上げする
コストプッシュインフレの影響を緩和し余裕を持った生活をするには、月にどれくらいの副収入が必要なのでしょうか。NHKの報道によると、2023年度における食品価格の負担増(2人以上の世帯)は前年度比で2万6,000円となる見込みです。
これに電気・ガス料金などの増加分が4万円、食品以外の値上がり分が1万2,000円と仮定すると、7万8,000円の負担増となります。月にすると6,500円ですが、ウクライナ戦争の帰趨や為替の変動によってはさらに負担が増えることも考えられます。月5万円の副収入があれば値上がり分の多くを補えるうえに、余裕を持って生活できるでしょう。
給与が上がる社会の実現が政治的課題になっていますが、実現するかは不透明です。月5万円の副収入を加えることで、給与や年金を底上げすることが現時点で私たちにできることといえます。
鉄板の投資や副業を考える
副収入を得るために投資や副業を行う場合、マイナスになるリスクは避けなければなりません。リスクの少ない、鉄板といえる投資や副業として以下の3つが考えられます。
不動産投資
余裕資金が数千万円単位である場合は不動産投資が最適です。ワンルームマンションで7万円の家賃収入を得られれば、月の諸経費は家賃の15〜20%程度といわれているので、20%とした場合でも5万6,000円の手取り収入となります。通常はローンの返済があるので、家賃収入の大部分が相殺されますが、全額自己資金で購入すればローンの支払いが発生しないので、月5万円の副収入を実現できます。
優良高配当株投資
優良高配当株への投資も有効な方法です。2,000万円を優良高配当株に投資して平均4%の配当利回りを得られれば、年間の配当金が税引き後で約64万円、月に換算すると約5万3,000円の手取り収入となります。業績の良い優良株であれば年々増配されるのが普通なので、手取り収入は次第に増えていきます。超低金利のいまは、銀行に多額の預金をしても利息はわずかしかつかないので、余裕資金を株式で運用することは有力な選択肢になるでしょう。
フリマアプリでの副業
メルカリ、ヤフオク、ラクマなどのフリマアプリで不用品を売却することは、リスクのない副業として最適です。売れた場合は事業者への手数料と送料(出品者負担の場合)がかかりますが、売れなかった場合は費用がほとんどかかりません。マイナスになる心配がないという意味で鉄板の副業といえます。
ただし、フリマアプリだけで月5万円の収入を安定的に得ることは難しいので、他の投資にプラスアルファになる程度に考えたほうがよいでしょう。
副収入を得るのに向いている不動産クラウドファンディング
副収入を得る方法として3つ紹介しましたが、リスクを考えると複数の投資や副業を組み合わせて運用するのが理想です。そこで分散投資の一つとして検討したいのが不動産クラウドファンディングです。不動産クラウドファンディングは副収入を得るのに向いている投資商品です。
予定利回りは、優良高配当株投資を上回る4〜8%の範囲で設定されているケースが多く、不動産で運用するため、ファンドの成績も安定しています。そのため、新規に募集が開始されると多くのファンドが完売してしまいます。株式のように市場でいつでも購入できるわけではないので、ファンドの募集状況を常にチェックしておくことが必要でしょう。
その際に便利なのが、不動産クラウドファンディングの比較サイトです。現時点でどのようなファンドが募集されているのか、まずは気軽にチェックしてみることをおすすめします。
※本記事は2023年4月22日現在の情報を基に構成しています。記事中の投資や副業の方法は一例であり、結果を保証するものではありません。参考程度にお考えください。
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