投げ銭制度
(画像=brent-hofacker/stock.adobe.com)

Jリーグやプロ野球も新型コロナウイルスの影響で、現地ではなく自宅で応援できる「リモートマッチ」を敢行しています。コロナ禍では音楽ライブも生配信が主流となってきました。これらのライブ配信では、自分の盛り上がりの尺度を「投げ銭」で表現する視聴者が増えているようです。

投げ銭制度とは

前述のスポーツ観戦だけでなく、あらゆるライブ配信で投げ銭制度が導入されています。無観客で行う音楽のライブ、ユーチューバーの生配信、ライバーと呼ばれる人たちのライブ配信でも、投げ銭は行われています。

投げ銭とは、web上のコンテンツを利用したユーザーが、コンテンツ提供側に手軽に寄付できるシステムのことです。YouTubeでは「スーパーチャット」略してスパチャと呼ばれています。

投げ銭の多くは数百円から行えるものが多く、決済もスマホ決済やクレジットカード決済を利用できるため、「お気に入りの選手や憧れの人に向けて寄付をする」投げ銭にはまる人も少なくありません。

チケットを買ってさらに投げ銭。競い合うように投げ銭を行う視聴者も

無料のライブ配信でも、チケットを購入して閲覧する有料のライブ配信でも、投げ銭を行えるのが一般的になりました。あらゆるライブ配信システムが投げ銭制度を取り入れており、競い合うように数万円の高額の投げ銭を行う視聴者も少なくありません。

視聴者にとって投げ銭は、視聴している間の感情を表現する手段の一つとなっているようです。ある視聴者は「だれよりも応援していることを配信者に伝える」ために高額の投げ銭を行い、別の視聴者は「感動や興奮を伝える」ために、その度合いによって投げ銭の額を変えることもあります。

「投げ銭ありがとう」が嬉しい

ライブ配信で投げ銭を行うと、配信者が直接名前を呼んで「ありがとう」と言ってくれたり、コメントを読み上げてくれたりすることがあります。YouTubeのスーパーチャットでは、「高額のスーパーチャットほど長い時間表示される」仕様となっており、またコメント付きで投げ銭を行えることから、配信者の目に長くとどまってほしいと高額の投げ銭を行う視聴者もいます。

リモートマッチでは自分の興奮度を、音楽のライブでは盛り上がりを、ユーチューバー等の生配信では応援度を「お金」で画面に表示できるのが投げ銭のだいご味といえるでしょう。

寄付という感覚はもはやゼロ!投げ銭は進化している

投げ銭は配信者へ寄付を手軽に行えるシステムとして始まったものですが、現在ではお金で感情を示せるツールへと変化しています。一度やってみるとはまってしまうかもしれない投げ銭、自分の財布と相談しながら適切に利用しましょう。

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