多種多様な文化が入り交じる経済成長著しいインドネシアの生活とは
(画像=Aleksandar Todorovic/Shutterstock.com)

17,000以上もの島からなり、世界第4位の人口を誇るインドネシア。今回はインドネシアの魅力に迫ってみます。

温暖な気候

インドネシアは東南アジアの南部に位置し、17,000以上もの島々から構成されている世界最大の島嶼国家です。3つの時間帯が存在し、首都・ジャカルタのある西部と日本との時差は2時間(日本時間マイナス2時間)、リゾート地として有名なバリ島のある中央部は1時間、東部は日本と同じです。ジャカルタやバリ島までは、直行便でそれぞれ約7時間の距離です。2015年から、観光目的の日本人はビザの取得が免除となりました。インドネシアの対象となる国際空港や海港からの入国のみビザ免除ですが、日本から行きやすくなったのはありがたいですね。

赤道直下のインドネシアは、熱帯性気候に属しています。ジャカルタでは、最も暑い時期の気温は30度を超えますが、寒い時期は25度を下回るほど。年間での気温差は比較的少ないです。季節は乾季と雨季に分かれており、雨季の間には台風に見舞われることもあります。また、環太平洋火山帯に属しており、地震や津波が発生することもあるので、自然災害については備えが必要な国です。

国民の大半はマレー系ですが、数百もの民族に分かれており、独自の文化を継承していると言われています。

公用語はインドネシア語ですが、その地域独自の言葉が話されており、その数は数百にのぼると言われています。都市部や観光地では英語が通じます。インドネシアは宗教の自由を保障しており、イスラム教が87%、キリスト教が9%、その他ヒンズー教や仏教など、多様な宗教が信じられています。

安価な生活費

国土は約190万㎢、日本の約5倍の面積に2.6億人以上が暮らしており、首都のジャカルタには1,000万人以上が集まっています。在留邦人数は19,612人(2018年)、日系企業も多数進出しています。特にジャカルタでは吉野家、丸亀製麺、CoCo壱番屋のような日本のチェーン店もあり、日本食にはあまり不自由を感じないようです。

通貨はインドネシア・ルピア(1ルピア=約0.0077円)。日本と比べると、物価は半分程度と言われていますが、毎年のように物価が上昇しており、特に都市部では割安感を感じることが少なくなってきているようです。

インドネシア料理と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、チャーハンのようなご飯の上に目玉焼きや野菜が乗った「ナシ・ゴレン」ではないでしょうか? 多くの島と多様な文化で成り立っているインドネシア。料理もその影響を受けており、インドネシア料理・バリ料理・ジャワ料理など、国内の料理でもバラエティに富みます。全体的には香辛料を使い、濃いめの味付けの料理が多いですが、米が添えられていることも多く、日本人には比較的チャレンジしやすい料理と言えるかもしれません。地元の人が行くようなお店では、1食100円~300円程度で食べることができます。

インドネシアでの交通手段は、鉄道、バス、オートバイタクシー、タクシーが主なものとなります。たくさんの島からなる国なので、島と島の間の移動は飛行機が圧倒的に便利ですが、ジャワ島内の主要都市は鉄道で結ばれており、中・長距離の移動に使うことができます。都市内の移動では、バスやタクシーの利用が便利です。オートバイタクシーは、運転手との値段交渉が必要になるため、他の交通手段と比べて使いづらいかもしれません。飛行機以外の交通手段は、100円以下からスタートする料金設定なので、手軽に使うことができます。

1,000万人以上の人口を抱える巨大都市・ジャカルタは、世界で最も渋滞が激しいと言われています。日本企業も関わる地下鉄の工事が進み、2019年3月に第1期の区間が開通しました。第2期は2024年末の開通を目指しています。訪れた人の多くは、想像以上に発展している街の様子と雑多さが混在している様子に圧倒されるというジャカルタ。急成長を続けるエネルギッシュな都市が、より快適に過ごせるようになる日はもうすぐそこです。

堅調な経済成長と巨大な国内市場

ASEAN加盟国内で最大のGDPを誇るインドネシア。経済成長率は一時期の勢いを失ったと言われるものの、ここ数年のGDP成長率は5%前後で堅調に推移しています。世界第4位の人口を抱え、2.5億人を突破した後も人口が増加中のインドネシアでは、3億人を超えることも予想されています。人口の平均年齢は28.8歳(日本は46.7歳)、14歳以下の人口が全体の4分の1(日本は10分の1)を占めており、巨大で勢いのある国内市場は今後も拡大していくことでしょう。

▼インドネシアGDP成長率推移(2008年~2018年)

YANUSY

(出所:世界銀行)

不安定な治安

インドネシアの失業率は5%前後、ここ数年で改善を見せているものの、依然と高い水準が続いています。所得格差も大きい状況が続いており、近年は労働団体によるデモが増えています。デモが発生すると、交通機関が麻痺する場合もあり、特に渋滞の激しいジャカルタでは注意が必要です。イスラム過激派による活動にも、常に注意を払う必要があります。