2023年はMLBだけでなく、WBC(ワールドベースボールクラシック)でも投打に大活躍した大谷翔平選手。アメリカンリーグのMVPも獲得し、世界的な“球界の宝”といえる存在です。
またドジャースと10年総額700億ドル(約980億円:1ドル=140円で換算)という世界のスポーツ史上最高額となる大型契約を締結したことでも大きな話題となりました。
我々、一般市民では桁が大きすぎてなかなか現実味がわかない数字です。この金額を日給、時給換算をして日本人の平均年収と比較してみました。
大谷翔平の年俸を時給換算にすると約500万円
大谷選手は7億ドルうち6億8000万ドルを後払いにしたとの報道もあり、実際の年俸と200万ドル程度とも言われおり、企業とのスポンサー契約など野球以外での収入も莫大な額になります。
そのため本稿ではシンプルに、1ドルを140円で換算し、700億ドルを10年間で支払われるものとし、年俸、月給、日給を計算してみました。
【大谷翔平選手の年俸】 980億円➗10年間=98億円
【大谷翔平選手の月給】 98億円➗12ヶ月=8.17億円
年俸は98億円、月給は8.17億円になりました。少し我々も理解できる数字に近くなってきましたね(まだまだ夢のような額ですが)。
次に日給を計算します。厚生労働省の「令和4年就労条件総合調査」によると、日本人労働者の年間平均休日日数は115.3日となります。1年間を365日だとすると、労働日数は250日と計算できます。年俸に250日を割って日給、1日を8時間労働として時給を計算します。
【大谷翔平選手の日給】 98億円➗250日=3,920万円
【大谷翔平選手の時給】 3,920万円➗8時間=490万円
なんと日給は3,920万円!時給は490万円という結果になりました。では、この指標をもとに大谷選手と日本人の平均年収などと比較していきます。
一般市民の平均年収は443万円
あまり比較をすると驚愕の事実の前に途方に暮れてしまいそうですが、一般市民の平均年収は443万円です(令和3年度民間給与実態統計調査より)。
単純計算で大谷選手の日給を稼ぐためには約8.8年を要することになります。そして、大谷選手の時給を稼ぐには約1.1年かかります。もちろんこれは「100年に1度」と称されるような規格外のアスリートとの比較となるため、途方もない結果になるのは当然ですし、届かないことを嘆く必要もありません。重要なのは、いかにリスクを抑えながら年収を高めていくかという現実味のある戦略です。
本業の給料が上がらないのであれば投資も要検討
先ほど引用した民間給与実態統計調査では、日本の平均給与があまり変化していないことも見て取れます。
2011(平成23)年~2021(令和3)年までの推移を見ても、わずかに増えているものの400万円台であることは変わりません。
本業の収入増があまり期待できないのであれば、今の収入に上乗せできるような別の収入源を模索するべきでしょう。投資は、そのための有効な方法論です。
株?投資信託?FX?どれもリスクが高いと感じる方に
投資と聞いて「株・投資信託・FX」などを連想する人は多いのではないでしょうか。どれも特性が異なる投資商品ですが、「値動きがある」という点では共通しています。
値動きがあるということは、購入時よりも価格が下がってしまうと損失が発生する可能性があるということです。しかも株やFXは1分1秒という単位で価格が変動するため、短期的な値動きに一喜一憂してしまう人も少なくありません。
そういったリスクを抑えつつ、ほぼ放ったらかしで利益を狙える方法が不動産クラウドファンディングです。不動産クラウドファンディングとは、投資家から集めた資金で不動産を購入し、その不動産を運用して得られた利益を分配する投資商品のことを指します。市場流通していないため、値動きによる損失のリスクはなく現物資産の裏付けがあるため比較的低リスクです。
満期まで待つだけで5%を超えるような利回りが得られるものも多いため、本業が忙しく投資に時間を割けない人にも向いています。
【あなたにオススメ】
・富裕層も注目する「投資型クラウドファンディング」とは?
・つみたてNISA(積立NISA)以外でやるべき「プラスαの投資」7選
・不動産クラウドファンディングのリスクやデメリットは?成功するためのポイントも解説