回転寿司と言えば「安い」「気楽」などがキーワード。1皿100円で楽しめる回転寿司も多数あります。ただ最近では1皿1,000円の寿司を出す高級回転寿司も珍しくなく、特に富裕層に人気です。一度は行ってみたい高級回転寿司ですが、怖いのがお会計。お腹いっぱい食べると一体いくらになるのでしょうか。
合計料金はいくらになるの?
ウニをふんだんに持った握りが1皿1,000円という高級回転寿司店であっても、1皿あたりの単価は安いものから高いものまでさまざまです。そのため、その人が選ぶものによって大きく合計金額は変わってきます。
この記事では「安いもの中心」「高いもの中心」の2パターンで考えてみましょう。水産大手のマルハニチロが公表している「回転ずしに関する消費者実態調査2017」によれば、回転寿司の1人当たりの平均枚数は9.3皿。お腹いっぱい食べるときのことを考え、1人12皿を基準に計算してみます。
「安いもの中心」のケース
高級回転寿司であっても、サーモンやマグロ、〆サバ、たまごなどのネタは1皿200円程度から食べることができます。例えばこうした1皿200円のネタを5皿、1皿400円のネタを4皿、1皿600円のネタを2皿、1皿1,000円のネタを1皿食べた場合は、合計金額は下記のように計算されます。
200円×5皿=1,000円
400円×4皿=1,600円
600円×2皿=1,200円
1,000×1皿=1,000円
合計金額:4,800円
「高いもの中心」のケース
一方で、希少なネタを使った1皿1,000円程度のネタをさまざま取り揃えている高級回転寿司店で、安めのネタには目もくれず、高めのネタを多めに食べた場合はどうでしょうか。1皿400円のネタを2皿、1皿600円のネタを4皿、1皿1,000円のネタを6皿食べたときの合計金額は次の通りです。
400円×2皿=800円
600円×4皿=2,400円
1,000円×6皿=6,000円
合計金額:9,200円
支払い額は平均のおよそ6倍だけど
マルハニチロの調査によれば、回転寿司における1人あたりの平均額は1,519円です。これに比べると、高いもの中心に食べた場合はおよそ6倍の合計金額となります。回っていない寿司店でも「特上」を4,000〜10,000円程度で食べられることは多く、それに比べるとかなり高額か同じくらいです。
ただ覚えておきたいのは、人気の回転寿司の場合はネタの仕入れ頻度も高く、回っていない寿司店よりもネタが新鮮なことも多くあります。そのためネタの鮮度を考えれば、決して全ての高級回転寿司が高すぎるとは言えないでしょう。
そうであれば、富裕層ではなくても自分へのご褒美に、親孝行に、たまには高級回転寿司を訪れてみるのもいいかもしれません。
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