富裕層,高級回転寿司,お会計
(画像=Cuson/Shutterstock.com)
岡本一道
岡本一道
政治経済系ジャーナリスト 日本の国内メディアと海外メディアの両方でのジャーナリスト経験を経て、現在は国内外の政治・経済・社会・文化など幅広いジャンルにおけるトピックスで多数の解説記事やコラムを執筆。ニュースメディアのコンサルティングなども手掛ける。

回転寿司と言えば「安い」「気楽」などがキーワード。1皿100円で楽しめる回転寿司も多数あります。ただ最近では1皿1,000円の寿司を出す高級回転寿司も珍しくなく、特に富裕層に人気です。一度は行ってみたい高級回転寿司ですが、怖いのがお会計。お腹いっぱい食べると一体いくらになるのでしょうか。

合計料金はいくらになるの?

ウニをふんだんに持った握りが1皿1,000円という高級回転寿司店であっても、1皿あたりの単価は安いものから高いものまでさまざまです。そのため、その人が選ぶものによって大きく合計金額は変わってきます。

この記事では「安いもの中心」「高いもの中心」の2パターンで考えてみましょう。水産大手のマルハニチロが公表している「回転ずしに関する消費者実態調査2017」によれば、回転寿司の1人当たりの平均枚数は9.3皿。お腹いっぱい食べるときのことを考え、1人12皿を基準に計算してみます。

「安いもの中心」のケース

高級回転寿司であっても、サーモンやマグロ、〆サバ、たまごなどのネタは1皿200円程度から食べることができます。例えばこうした1皿200円のネタを5皿、1皿400円のネタを4皿、1皿600円のネタを2皿、1皿1,000円のネタを1皿食べた場合は、合計金額は下記のように計算されます。

200円×5皿=1,000円
400円×4皿=1,600円
600円×2皿=1,200円
1,000×1皿=1,000円
合計金額:4,800円

「高いもの中心」のケース

一方で、希少なネタを使った1皿1,000円程度のネタをさまざま取り揃えている高級回転寿司店で、安めのネタには目もくれず、高めのネタを多めに食べた場合はどうでしょうか。1皿400円のネタを2皿、1皿600円のネタを4皿、1皿1,000円のネタを6皿食べたときの合計金額は次の通りです。

400円×2皿=800円
600円×4皿=2,400円
1,000円×6皿=6,000円
合計金額:9,200円

支払い額は平均のおよそ6倍だけど

マルハニチロの調査によれば、回転寿司における1人あたりの平均額は1,519円です。これに比べると、高いもの中心に食べた場合はおよそ6倍の合計金額となります。回っていない寿司店でも「特上」を4,000〜10,000円程度で食べられることは多く、それに比べるとかなり高額か同じくらいです。

ただ覚えておきたいのは、人気の回転寿司の場合はネタの仕入れ頻度も高く、回っていない寿司店よりもネタが新鮮なことも多くあります。そのためネタの鮮度を考えれば、決して全ての高級回転寿司が高すぎるとは言えないでしょう。

そうであれば、富裕層ではなくても自分へのご褒美に、親孝行に、たまには高級回転寿司を訪れてみるのもいいかもしれません。

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