「VIPカー」と呼ばれる、カスタムカーをご存知でしょうか。これは一部の車好きにはたまらない車のようです。ところが海外では、VIPカーというと富裕層が好むラグジュアリーカーを指します。VIPカーとラグジュアリーカーは何が違うのか、エグゼクティブが好むラグジュアリーカーをご紹介します。
海外とは違う日本のVIPカーの世界
VIPカーに明確な定義はありませんが、高級セダンやワゴンを豪華に装飾した一部のカスタムカーをそう呼びます。
多くのVIPカーは国産車で、トヨタのクラウンやマークX、レクサスのセダン、日産のフーガ、シーマなどの高級セダンがカスタムの対象となっています。
新車をカスタムすることもありますが、100万円前後の中古車を購入して、何十万円、何百万円とカスタムにお金をかけるのが一般的なようです。VIPカー専門のカスタムメーカーも少なからずあります。
法令遵守を基本としながらも、車内外に華美な装飾を施しているのが特徴です。近年では、高級ワゴンの外装はほとんど変えず、内装をカスタムするVIPカーも増えています。
海外のVIPカーエグゼクティブが選ぶ「ラグジュアリー」な車
海外でVIPカーというと、要人という意味の「Very Important Person」が乗る車を指します。日本でいえば、皇室御用達のトヨタ・センチュリーがそれにあたります。
アメリカでは、大統領専用車「キャデラック・ワン」がVIPカーにあたるでしょう。イギリス王室は、ベントレー ステート リムジンを女王の御料車としています。
大統領専用車「キャデラック・ワン(ビースト)」の特徴
アメリカ大統領のリムジン、キャデラック・ワン通称ビーストは、防弾・防爆使用です。化学兵器や生物兵器による攻撃にも耐えられるとされ、窓もほんのわずかしか開けることができません。
重装甲の特別なキャデラックは使用する材質から他のキャデラックとは異なります。ビーストのスペックについての詳細は明らかになっていませんが、万一に備えたさまざまな機能・装備が搭載されています。
イギリスの女王の「ベントレー ステート リムジン」の特徴
イギリス女王が使用しているベントレー ステート リムジンは、防弾ガラスはもちろんのこと、対地雷構造・対ガス気密構造を持つ重装甲車です。女王陛下が乗るリアシートには高級布を使用し、さらに乗り降りの際に体に負担がかからないよう、ドアは約90度開く特別仕様なのだそう。
高級車を自分仕様に仕上げて「最高の乗り心地と安全」を手に入れる
日本と海外、どちらのVIPカーも「乗る人の満足度を高める特別な車」である点は共通しています。乗り心地や安全性にこだわったカスタムを施して、自分だけの1台を作り上げるのも楽しそうです。
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