年収,労働時間
(画像=beeboys/stock.adobe.com)

週休3日制を導入する企業の増加や、高度プロフェッショナル制度などによって、日本のビジネスパーソンの働き方が大きな変革を遂げようとしています。これからは短く働き、よく稼ぐビジネスパーソンの時代です。どうすれば労働時間はそのままに、効率よく年収を増やすことができるのでしょうか。

年収が高くなるほど労働時間が短くなるはウソ

労働時間と年収は一般的に比例します。年収が高くなるほど労働時間が短くなるというのは真実ではありません。多くの場合、労働時間が長ければ長いほど収入が多くなるのです。ただし、労働時間と収入を増やしても、「労働時間が長いほど時給が低下する」という研究もあり、長時間労働による収入の増加は非効率的であると言わざるを得ません。

年収1,000万円以上の給与所得者は多くが激務

日本のサラリーマンのわずか数%しかいない、年収1,000万円以上の給与所得者は、その多くが管理職かつ激務で、満足にプライベートな時間を持てないほどといわれています。

年収が高い業種は電気やガス、水道などのインフラ関連に偏っており、これらの職業は市民の生活に深くかかわる業務のため、取り扱うサービスによっては24時間365日気が抜けない、急な呼び出しがかかるなど、一般的なビジネスパーソンとはまた違った忙しさを抱えています。

年収を高めつつ労働時間を減らしたいのなら

年収を高めつつ労働時間を減らしたいのなら、労力をかけない副業で「ほったらかしでも副収入」を得られる状況を作り上げるのが一つの理想ではないでしょうか。

なるべく手間をかけずに副収入を得る方法といえば、投資です。管理は管理業者に任せてアパート経営をする、土地をもっているなら駐車場を経営する、コインランドリーを運営するのも手です

長期的に株を運用する、ロボアドバイザーを利用して毎月同額を投資に回す、iDeCoやNISAを使って貯蓄感覚で投資を継続するという手もあります。

これらの方法なら、本業に集中しながら給与以外の収入を得られます。ただし、副業で年間20万円以上の収入を得た場合、確定申告が必要となります。確定申告自体は慣れればそれほど苦になる作業ではありませんが、確定申告を忘れてしまうと、場合によっては追徴課税の対象となってしまう点に注意が必要です。

給与以外に収入を得る方法を考えてみよう

属する組織から与えられる給与のみで年収を上げようと思っても、なかなかうまくいかないでしょう。今から少しずつでも年収を増やしていきたいのなら、給与以外に収入を得る方法を考え、実践していくことが大切です。各種投資商品を試して、自分に合った投資方法を探してみてはいかがでしょうか。

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