水道量
(画像=polkadot/stock.adobe.com)

突き抜けた視聴率で大きな注目を集めたドラマ、令和の「半沢直樹」が国民の生活にも影響を与えていたかもしれないというデータが出てきました。日曜日の22時になぜか一気に水が使われている……。9月28日、福岡市水道局の公式ツイッターが投稿した文章と画像が話題を呼びました。

きっかけは一つのツイートから

2020年9月28日、福岡市水道局の公式ツイッターが「ここ2ヶ月、普段と違い22時頃に一気に水が使われます。皆さん、それまで何をされていたのでしょう…?(原文ママ)」という文章とともに「市内配水量の変化」を示したグラフの画像を投稿しました。

この投稿は大きな注目を集め、10月13日現在、約6,800件の「いいね」と4,000件以上のリツイートを獲得しています。

画像のグラフを確認すると、7月中旬までの日曜日の平均配水量に比べて、9月27日の配水量は21時から22時の間で減り、22時を過ぎた途端に急増しています。

ドラマが終わるまで我慢!?配水量急増のナゾ

この投稿の返信欄には、「ドラマの半沢直樹が終わった直後にトイレやお風呂を利用するからでは」と推察するコメントが多く寄せられています。

TBS日曜劇場「半沢直樹」の平成版(2013年放送)は、民法ドラマとしては平成歴代1位の視聴率となった大ヒットドラマです。

「あの半沢直樹が令和に帰ってきた」として、2020年7月のスタート以来大きな注目を集めていました。福岡市水道局がツイートした画像にある「9月27日」は、令和版半沢直樹の最終回の日だったため、ツイッターユーザーの推察にあるように、ドラマが終了するまでトイレやお風呂を我慢していたのかもしれません。

楽しみにしていたドラマが終わった直後に、多くの人がトイレの水を流したり、浴槽に湯を張ったりしたり、あるいは家事をしたりと、急激に日常生活に戻ったところ水道局も驚くような配水量につながったのでしょう。

日々データ解析を行う、水道局のお仕事

同じ投稿で、福岡市水道局は「日々データの解析を行い,このようないつもと違う水の使われ方にも対応し,水道水を安定的に供給しています。(原文ママ)」とも説明しています。

福岡市水道局の公式サイトには、過去に通常と異なる水需要が発生した日としてサッカーワールドカップ、AKB総選挙、日本シリーズ、ラグビーワールドカップなどの際の配水状況比較グラフが掲載されています。

水道局がなぜこのようなデータを収集・解析しているのかと言えば、通常とは異なる水需要が発生した際に水不足にならないよう、水を管理するためなのだそう。生活と密接にかかわる水を供給している水道局は、日夜トレンドを注視することで、生活の質の保持に努めているようです。

日常生活は意外なところでも守られていた

日常生活まで変えてしまったドラマの放送。その陰で、配水量を調節して水を使えない家庭がないように働いている人たちがいました。毎日何気なく使用している水も、こうして誰かに守られていると感じられるエピソードでした。

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