資産運用
2019.5.28

令和で見直される「京都銘柄」とは何か

(画像=cozyta/Shutterstock.com)
(画像=cozyta/Shutterstock.com)
2019年最大のトピックといえば、令和への改元です。令和命名の典拠が「万葉集」だったこともあり、ゴールデンウィーク中はゆかりの地に観光客が多数訪れました。令和でいにしえの日本に想いを馳せる機運が高まることから、株式投資を考えるなら、「京都銘柄」と呼ばれる優良企業に着目するのも一考です。

初めて国書「万葉集」が典拠となった令和

これまでの元号の選定はいずれも中国の古典を典拠(出典)にしていました。それが今回の令和では代表的な国書である「万葉集」を典拠にしたことで日本の古典が俄然注目を集めました。令和の元になった箇所とは、万葉集第5巻序文の中にある歌です。

「時に、初春の令月にして気淑(よ)く風和らぎ、梅は鏡前の粉(こ)を披(ひら)き、蘭は珮(はい)後の香を薫(かおら)す」

「令月」とは、好ましい月という意味です。「気淑(よ)く風和らぎ」とは、空気が美しくやわらかな風が吹いている様子を表しています。令和が「好ましくやわらかな時代」になってほしいという願いが感じられる命名ではあります。

いにしえの日本に想いを馳せる人が増えるか

「万葉集」の様式美に則った典雅な世界観に魅了された人たちが、発表されたその日から「万葉集」を求めて書店に殺到したといいます。それだけにとどまらず、新元号の発表に重なったゴールデンウィークは、「万葉集」に触発された観光客がゆかりの地に多数押し寄せた様子がニュースでも報道されました。「いにしえの日本」に想いを馳せる良い機会になったようです。

ところで、「万葉集」の舞台の中心は奈良県です。奈良は京都とセットで「古都」と呼ばれる代表的な観光地でもあります。そこで、株式投資で良いテーマを探している方がいれば、令和への改元を機に見直される「京都」に着目してみるのも面白いかもしれません。

「京都銘柄」には好業績企業が多数存在

京都というと観光地のイメージが強く、観光が主要な産業と思われがちですが、実はハイテク産業都市の顔を持っています。「京都銘柄」とは、その京都に本社を置く企業を指し、日本を代表する好業績企業が多数存在します。その企業群をいくつかピックアップしてみましょう。

・常にゲームソフト業界をリードする、世界の「任天堂」<7974>
・セラミックコンデンサーのトップメーカー「村田製作所」<6981>
・名経営者、永守重信率いるハイテク集団「日本電産」<6594>
・カスタムLSI首位の「ローム」<6963>
・京都発祥のハイテク企業「京セラ」<6971>
・分析、計測機器大手「島津製作所」<7701>
・制御機器の雄「オムロン」<6645>
※<>内は証券コード

日本を代表する名だたる超優良企業が並んでいます。これらの企業は好業績であると同時に配当も多く、保有しているだけでも利回りの恩恵があります。つまり、万一株式市場が下落局面になった場合でも、定期預金のつもりで配当金を受け取っていれば、少ないリスクで株式投資を続けていられるわけです。

「京都銘柄」のパッケージ投資商品もある

「京都銘柄」にまとめて投資できるパッケージ商品も発売されています。株式会社FORIOが運用する「テーマ投資 京都」です。この商品では、上記で「京都銘柄」として紹介した企業がすべて含まれています。各銘柄を数株ずつ組み合わせて運用する株式投資信託で、2019年5月22日現在の価格がバランス型で12万1,010円(10銘柄21株で構成)となっています。

各銘柄を単元株(100株)で購入したら、かなりの金額になるため、少額で購入できるパッケージ商品は手軽な投資先です。他のテーマに比べてパフォーマンスはどうなのでしょうか。同じように地域をテーマにしている商品と比べてみると、3年前と比較した上昇率は以下のような数字になります。

【3年前と比較した上昇率】
京都:+43.3%
甲信越:+17.6%
東海:+17.6%
北陸:+11.1%
※株式会社FORIO運用のテーマ投資による2019年5月22日現在の数値。株価によって日々変化しますので、購入にあたっては最新の情報を確認ください

京都が群を抜いた高パフォーマンスであることがわかります。単純に年率換算すると約+14.4%ですので、一般の金融商品にはない株式投資信託ならではの高利回りといってよいでしょう。単に値上がり益を狙うだけでなく、高配当による利回り採算もとれる「京都銘柄」。令和への改元を機に投資するのも、株式投資版の「ディスカバージャパン」といえるのかもしれません。
 

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