サラリーマン,スーパーカー,無理
(画像=Alberto Zamorano/Shutterstock.com)

ランボルギーニ、フェラーリ、BMW、アストンマーチン……多くの人をとりこにするスーパーカーの魅力にはまり、「いつか購入したい!」と購入資金をコツコツ貯めている人もいるでしょう。「1台で家1軒分」とも言われるスーパーカーを買うためには、どのくらい自己資金を用意して、どのくらいの融資を受ければ買えるのでしょうか。

スーパーカーの価格をおさらい!

まずは、スーパーカーの価格を確認しておきましょう。

ランボルギーニ アヴェンタドール SVJ

スーパーカー好きの心をつかんで離さない、ランボルギーニ。アヴェンタドール SVJは、最先端の技術と細部までこだわりぬいたデザインで、機能性と美しさを兼ね備えたスーパーカーです。770馬力、最高速度は350キロのスーパーカーなので、ただ公道を走らせるだけではもったいないくらいです。新車価格はさすがのランボルギーニ、5,700万円超えです。

フェラーリ 812 Superfast

真っ赤な躯体に、躍動感のある馬のエンブレム。これぞフェラーリ!という性能とデザインで富裕層を夢中にさせているのが史上最速・最強のフェラーリ、812 Superfastです。馬力は、ランボルギーニ アヴェンタドール SVJを超える800cv(800馬力)!その割に価格は控えめで、約4,000万円です。アヴェンタドール SVJの価格を見た後だと安く感じますが、郊外に戸建てが買える値段です。

平均年収ど真ん中の30代はスーパーカーを買えるのか

いよいよ本題に入ります。4,000万円、5,000万円もするスーパーカー、果たして平凡なサラリーマンが購入できるのでしょうか。

平凡なサラリーマンの年収は?

国税庁が公表している「民間給与実態統計調査(平成30年分)」によると、給与所得者の年間平均給与は441万円。年収440万円の場合、月額給与30万円、ボーナスが年2回で1回あたり40万円ほどです。ここから所得税や社会保険料、雇用保険料などが差し引かれるので、手取り額はさらに少なくなります。

年収440万円で他にはいっさいローンがないとして、自動車の購入のためにどれくらい融資を受けられるのでしょうか。自動車ローンの返済期間は長くても10年ですから、年収から考えてそれほど多くは借りられないでしょう。

金利2.1%、毎月10万円、ボーナス時に20万円を返済するとしても、借入額は返済期間10年で1,440万円が限界です。

頭金を貯める期間はどのくらい?

ローンで足りない分は自己資金でまかなうことになりますが、あと3,000万円以上を貯めるためにはどのくらいの時間がかかるのでしょうか。

3,000万円を20年で貯めようとする場合、毎月約9万円、ボーナス1回あたり約20万円を貯金する必要があります。

答え:平凡なサラリーマンはいくら無理をしてもスーパーカーを購入できないかも!

3,000万円貯めた後に10年のローンを組むことを考えると、平凡なサラリーマンがスーパーカーを購入するのはかなり難しそうです。途中で結婚や出産などお金のかかるライフイベントもあるでしょうし、転職などで収入が変わることもあるでしょう。

ただし、これはコツコツ貯蓄した場合のシミュレーションです。投資や起業で収入が増えれば、ずっと早い段階で無理なくスーパーカーを手に入れられるかもしれません。

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