さまざまなタイプのウェラブルデバイスが販売されている中、アニメやマンガ好きならぜひとも手に入れたいのがメガネ型の端末です。まるでドラゴンボールのスカウターのようなメガネ型ウェラブル端末、現実ではどのように活用できるのでしょうか。戦闘能力も測れるかも?最新メガネ型ウェラブル端末をご紹介します。

Google Glass Enterprise Edition 2

【SN】メガネ型ウェアラブル端末 ドラゴンボールの「スカウター」はここまで実現している!
(画像=Ahmet Misirligul/Shutterstock.com)

2013年に発売され、世界で話題となったスマートグラス「Google Glass」、その第二世代として開発されたのがGoogle Glass Enterprise Edition 2です。話題性は高かったものの、一般にはあまり普及しなかったこのスマートグラス、現在は産業や医療の現場で使用されています。

一般的なメガネのようなフレームの上部に、小さくスカウターに似たデバイスが付いた「Google Glass Enterprise Edition 2」は重量わずか46グラム。800万画素のカメラに32ギガバイトのストレージ、3ギガのメモリが搭載されています。

Google Glass Enterprise Edition 2を装着していれば簡単にハンズフリーで通話できるほか、ライブ映像を通してチームに現状を共有したり、トラブル時のアドバイスを得たりすることも可能です。

この製品は一般向けの製品ではなく、またAR(拡張現実)機能もありません。アニメやマンガの世界とはかけ離れた、リアルな企業の現場で活躍しています。

個人用もある!「エプソン MOVERIO」シリーズ

主に産業の現場での活用が進んでいるスマートグラス、個人用モデルを探しているのならエプソンのMOVERIOシリーズを試してみましょう。こちらは3D映像や360度映像も楽しめるスマートグラスです。

メガネでいうレンズの部分が有機ELディスプレイになっており、装着するだけでさまざまな映像を鑑賞できます。さらにさまざまな機器と接続して活用することも可能です。ドローンに搭載したカメラとつなげれば、機体からの映像をクリアかつリアルに確認できます。

デザインも近未来的で小型なのもポイントです。一目でスマートグラスとわかるデザイン性が、ガジェット好きの心をくすぐります。

AI搭載の GRACE VISION

GRACE VISION、こちらもGoogleと同じく産業用のスマートグラスです。AIを搭載することによって、作業員の教育やマニュアルの確認もウェラブル端末一つで可能になりました。

このデバイスは、搭載したカメラとマイクを通して作業員の動作をAIが確認。ARや音声を用いてAIが作業を誘導します。今必要な部材や手順も表示されるため、入社したばかりの作業員でも迷うことなく作業を進められます。まさしく次世代のウェラブル端末といえます。

未来はすぐそこまで来ている!

メガネ型ウェラブル端末は、個人利用よりも産業の現場で活躍しています。AIを用いてノウハウのない素人でも作業を進められるようになったり、カメラを通して現状をチーム内にリアルタイムで共有できたりする端末も登場しています。

「未来」あるいは「異世界」として描かれていたものが現実となる現代社会。10年後の生活は想像も追いつかないほどハイテクになっているかもしれません。

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