株,不動産,比較
(画像=Monster Ztudio/stock.adobe.com)

新型コロナウイルスの感染拡大による経済への影響はコロナショックと呼ばれ、リーマンショック以来の甚大な影響が出ています。その一方で、コロナショックによる株などの大暴落で注目度が高まり、投資に関心を持つ人が増えています。

コロナショックの影響が広がり始めた2020年2月頃から、ネット証券を中心に証券会社の口座開設数が増加しましたが、これも多くの人が「安い今のうちに買えば儲かるかもしれない」と考えたことの表れでしょう。

投資と言えば株を想像する人が多いと思いますが、株だけが投資のすべてではありません。コロナショックで暴落した株に対して比較的堅調に推移した不動産も、有望な選択肢の一つです。当記事では、株と不動産という2つの投資について、七番勝負の形で比較してみたいと思います。投資に関心はあるものの、何から始めれば良いかわからない人は、ぜひ参考にしてください。

一番勝負 手軽さ、始めやすさ

株と不動産、今すぐ始めるならどちらが手軽かと言えば、やはり株になるでしょう。証券会社に口座がない人でも数日から1週間程度で口座を開設でき、数万円程度の少額からでも投資ができるので、手軽さや始めやすさについては株に軍配が上がります。

ただし、不動産投資についても以前と比べるとハードルは格段に低くなっているため、これまでの「難しそう」「大きな資金が必要になりそう」といったイメージを持っている人でも、始めやすくなっています。

二番勝負 利益の大きさ

投資である以上、利益の大きさは重要です。株は買ってその日のうちに売却するといった短期トレードができるので、短時間で大きな利益を狙うこともできますが、それはトレードが成功したときの話であり、逆に損をしてしまう可能性も大いにあります。

不動産投資では主に賃料収入を狙うため時間はかかるものの、トータルの利益は大きくなりやすいと言えます。また金融機関の融資を利用できるため、自己資金だけで投資をする場合よりも投資効果を高めることもできます。

三番勝負 リスク度

株と不動産のどちらにも、リスクは存在します。株であれば分散投資や損切りといった手法がありますし、不動産の場合は物件選びや資金計画などによってリスクを適切に管理することができます。リスクの種類は異なりますが、リスク度は引き分けです。

四番勝負 資産形成力

資産形成に大きく関わるのは、投資効率です。同じ時間が与えられている場合は、投資効率が高いほど多くの資産を築くことができるからです。株には、信用取引といって自己資金の約3.3倍まで投資することができ、効率を高められる仕組みがありますが、不動産投資では金融機関の融資が利用できるため、融資額によっては圧倒的な投資効率を実現できます。

たとえば、自己資金1,000万円で5,000万円の収益物件を購入するとレバレッジは5倍なので、株の信用取引の約3.3倍を上回ります。さらに不動産投資では賃料収入をローン返済に充て、それを完済すれば収益物件という現物資産が手元に残ります。このように他人資本を活用できる分だけ不動産投資は資産形成力が高く、このメリットを味方につければ不動産投資に軍配が上がります。

五番勝負 将来、老後への備え

将来や老後への備えに必要なのは、長期的な資産形成と収入源の確保です。株でも企業の成長や配当収入を前提とした長期投資はできますが、融資を活用したレバレッジ効果を考慮すると、資産形成力の高い不動産投資のほうが有利と言えます。

六番勝負 流動性(やめやすさ)

所有している資産を現金化しやすいかどうかを示すのが、流動性です。不動産は買主を探す活動が必要で、数ヵ月程度の時間を要するのが一般的ですが、株は証券取引所ですぐに売却することができるので、流動性においては株に軍配が上がります。

七番勝負 どちらが楽か

株と不動産のどちらが楽かは、株の投資スタイルによって変わります。短期売買を繰り返すようなスタイルだと、相場が動いている時間は売買画面に張り付いている必要があるため、決して楽とは言えないでしょう。

不動産投資は、業務の大半を専門業者にアウトソーシングすることができます、物件管理や家賃の回収・督促なども委託できるので、投資家が楽をしやすい投資と言えます。

まとめ

コロナショックを契機に投資を始めてみたいと考えている人に向けて、株と不動産を七番勝負で比較してみました。それぞれにメリットとデメリットがあるので、ご自身の目的や投資に期待するものによって判断するといいでしょう。

長期的な視野でメリットを得ながら将来や老後に備えるという目的の場合は、リスクを抑えやすく資産形成力の高い不動産投資がおすすめです。

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