AI,面接
(画像=andrey-popov/stock.adobe.com)

企業の人事担当と対面で面接する時代から、AIが面接をする時代へ。テクノロジーの発展とともに、就活前線にもAIが投入されるようになりました。AI時代の学生の面接攻略のための3つのポイントについて見ていきましょう。

ソフトバンクの新卒採用に動画面接を導入。AIが評価

2020年5月末より、ソフトバンクでは新卒採用選考の動画面接にAIを用いた評価を導入しています。このシステムでは、インターンシップの選考で提出された動画データと採用担当者の評価をAIの動画解析モデルに学習させ、評価を自動算出できるようにしています。

AIが動画データから合格基準を満たしていると判定した場合は次の選考に進める仕組みです。AIの判定基準に漏れた選考者も、最終的に採用担当者が動画データを確認して判断を行うとのことです。

AIによる動画面接によって、企業側は採用にかかるコストや時間を削減できることから、今後も導入企業は増えていくと考えられます。

AI面接のポイント1:基本的な姿勢や発声を細かく数値化される

AIは採用担当者もチェックする、応募者の第一印象を客観的に採点してスコア化します。人の第一印象は、話の内容ではなく身だしなみやしぐさ、声の質・テンポなどさまざまな情報をもとに決定します。AIはこれらの情報を読み取り、確実にスコア化し採点するため、対人での面接よりも笑顔をキープして明るい印象の声と聞き取りやすい話のテンポを心がけるとよいでしょう。

A1面接のポイント2:AIは迷わないのであいまいはNG

AIと人間の違いは、「判断を迷わない」点にあります。少しあいまいな返事や返答までの微妙な間があっても、対人の面接では大目に見てもらえるかもしれませんが、AIの場合は即時に減点評価を行う可能性があります。

なるべくはきはきと、間を開けずにしゃべるようにしましょう。

AI面接のポイント3:性格まで判断される。その場しのぎをしないように

AIによる動画面接では、応募者の性格までAIが判断するといいます。応募した企業にマッチする正確かどうかをAIが客観的に判断するため、その場しのぎでは乗り切れない場面が出てくると考えられます。

また、AI面接のためのトレーニングも普及すると考えられますが、AIは面接を通してトレーニングを受けた応募者のデータも蓄積していきます。「なぜ応募したのか、何をしたいのか」があいまいなまま面接を受けても、合格するのは難しいかもしれません。

人間よりも厳しい?AIにこそ真摯な態度を

人対人の面接では感情に訴えかけることもできますが、AIが面接官の場合にはあいまいな態度やはっきりとしない感情だけの話では減点される可能性があります。AI面接に臨むのなら、基本的な姿勢や表情、話し方とともに、就職後のキャリアやその企業で実現したいことなどを明確にしておきましょう。

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