日産自動車の元会長であるカルロス・ゴーン氏が“ほぼプライベートジェット”として使用していたという、ビジネスジェットを日産自動車が売却したと一部で報道されています。さて、このようなジェット機を個人で買おうとすると、一体どのくらいの資金を用意したらよいのでしょうか。プライベートジェットの価格やランニングコストを調べてみました。
機体自体の価格は
日本でプライベートジェットと呼ばれている飛行機は、国際的にはビジネスジェットと呼ばれています。国内外で製造・販売されているビジネスジェットの価格は日本円にして4~5億円から50億円超と幅がありますが、決して安くはありません。
日本では、双日株式会社や岡山航空株式会社、三井物産エアロスペース株式会社などが外国製のビジネスジェットの販売をしています。ビジネスジェットを購入したい場合は、これらの会社に問い合わせて、さまざまな機体の中から用途にあった機体を選択して購入できます。
機体を購入する際は、客室のレイアウトや外装ペイント、シートの生地、テーブル、カーペットまで好みのものにカスタマイズ可能です。
ビジネスジェット所有の際に行わなければならないこと
ビジネスジェットを購入しただけでは、維持することはできません。まず必要なのが、ジェット機の格納庫です。日本各地にある空港の格納庫と契約するなどして保管します。
次に、パイロットやアテンダントを確保します。ジェット機を所有しても、それを運転できるパイロットがいなければ宝の持ち腐れです。また、ジェット機の運航には、燃料や整備、上空通過料などのランニングコストがかかります。
これら必要なものも、ジェット機の売買を行う企業がサポートしていますが、料金等については公表されていません。実際に購入・運行されたい方は、ビジネスジェットの売買を行う会社に問い合わせてみましょう。
所有方法はさまざま!購入以外の方法で安価にジェット機を使える
頻繁に使用しないのなら、使用するときだけチャーターする方法もありますし、数年契約のリースや、ほかのオーナーとともに共同購入する手もあります。共同購入の場合、4億円の機体を10人で購入し、月400万円の維持費も10人で均等に持つことも可能です。1機を買って維持するよりも、とてもリーズナブルになるでしょう。
「憧れのプライベートジェット体験」をしてみたいのなら、プライベートジェットの気分を味わえる、数時間のチャーターを利用してもいいかもしれません。ただし、国内のチャーターでも1,000万円以上はかかるようです。
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