T's Fundingより新着ファンド情報、『T's Funding T-17号ファンド』の登場です。

劣後出資46%超えという投資家保護姿勢に加えて、ファンドの収支シミュレーション詳細を開示する高い透明性が特長。
収支シミュレーションを見ると、投資家の配当を優先し、事業者の得る利益の方が少ないという、「投資家保護」を重視したファンドとなっています。

T's Fundingはこれまで沖縄の物件を中心に扱ってきましたが、前回の福岡に続き、今回は「新宿区エリア」のファンドとなっています。ぜひご覧ください♪

目次

  1. ファンド概要
    1. T's Funding (T-17号ファンド)
  2. おすすめポイント
    1. 万一ファンドで損失が生じても、46%までの損失なら事業者が全てカバー
    2. 事業者側の採算度外視、投資家への利益還元ファンド!
    3. ファンドの組成頻度が高く、今回外れても、次がある!
  3. 留意点
    1. 出資金の元本割れリスクはゼロではない
    2. 株式や預金とは異なり、好きなタイミングでは換金できない
  4. 運営会社
    1. タマキホーム株式会社
  5. 編集部まとめ・コメント

ファンド概要

T's Funding (T-17号ファンド)

Tsfunding
(画像=T's Funding (T-17号ファンド))
ファンド募集概要 T's Funding (T-17号ファンド)
募集開始日時 1月9日(火) 9:00 〜
応募方式 抽選式
予定分配率(年利) 4.5%
最低出資口数 1口 10万円~
運用期間 3ヶ月


おすすめポイント

万一ファンドで損失が生じても、46%までの損失なら事業者が全てカバー

不動産クラウドファンディングでは、「優先劣後構造」を取ることで、損失を劣後出資者(ファンド提供事業者)がまず負担し、投資家の元本を守る仕組みが存在します。

本ファンドでは出資総額の46%が劣後出資によりカバーされていますので、対象不動産の賃貸収入、売却額が想定より46%悪化しても、投資家の元本が守られる仕組みとなっています。

既に完成し、安定運用されている不動産の価値が短期間で46%下落してしまい、投資家の元本が棄損するケースは、極めて限定的なケースと考えられるでしょう。

事業者側の採算度外視、投資家への利益還元ファンド!

T's Fundingの良い点として、

・投資家への利益分配志向が高い点
・案件情報をガラス張りで提供されている点

があります。今回のファンドの収支を見てみましょう。

T’sfunding
(画像=T’sfunding)

T’s fundingの特徴として、投資家よりも事業者の取り分が小さくなるという、投資家優先の仕組みがあります。

不動産投資でレバレッジといえば、銀行などからの融資を低利で受けることで、投資家の配当を増やす形態がありますが、その場合は、融資により拡大したリスク負担を投資家が負担します。
ところが本ファンドでは、リスクを事業者自らが負担した上で、投資家の配当を優先配分する、という異例の構造となっています。

おそらく、今は投資家を集めるために、事業者の利益を削っているのではないでしょうか。

ファンドの組成頻度が高く、今回外れても、次がある!

T's Fundingでは、2023年度は月1回以上のファンドを継続的に組成されており、かつ、資産価値の下落リスクの小さい、築浅で交通利便性の高い物件が中心になっています。

これまでのファンドでは、利回り4.8%~7.4%とインカム型としてはかなり高めの配当利回りが設定されている上、劣後出資比率も30%~50%弱と極めて高い、投資家保護重視の姿勢は一貫しています。

数多くある不動産クラウドファンディングの中でも、リスクとリターンのバランスが非常に良い、条件の良いファンドが提供されていますので、今後のファンドにも期待できるのではないでしょうか。

YANUSYではT's Fundingに関する紹介記事も掲載していますので、サービスの特徴を知りたい方はご覧ください。


留意点

出資金の元本割れリスクはゼロではない

これは不動産クラウドファンディングに共通するデメリットですが、不動産特有のリスクとして天災による被害、周辺環境の変化に伴う不動産価値の著しい低下などによって、出資金が元本割れを起こすリスクが存在します。

また、事業者が万が一倒産した場合には、ファンドの出資金ついてもその影響を受けてしまいますので、運営事業者の財務状況や経営状況を確認する必要があります。

なお、不動産会社の経営が厳しくなると、不動産事業の特性上、手元資金の枯渇が大きな問題となってきます。
そのような状況でファンドを組成しようとしても、高い劣後出資比率を確保することは簡単ではありませんので、T's Fundingが高い劣後出資資金を確保し続けている、ということ自体が企業の財務面の強さを表すバロメーターのひとつと見ることができるでしょう。

株式や預金とは異なり、好きなタイミングでは換金できない

これも不特法型クラファンとしては一般的な特徴ですが、特定の事情がない限り、途中で解約、換金ができない仕組みとなっています。
そのため、運用期間の長いファンドに出資する場合には、注意が必要です。

運営会社

T's Fundingロゴ

タマキホーム株式会社

T's Funding 運営企業概要
会社名 タマキホーム株式会社
所在地 〒900-0025 沖縄県那覇市壺川一丁目12番地8
代表者 代表取締役社長 玉城 公之 

編集部まとめ・コメント

多様な不動産クラウドファンディングサービスが登場してきていますが、T's Fundingは、安定性を重視し、商品設計にもはっきりとその姿勢が感じられる、かなり特徴のあるファンドです。

これまで利回り5%程度と、融資を併用しないインカム型では高めの配当利回りのファンドを中心に提供されていましたが、今回は投資家のリスク抑制はこれまで通り重視しつつ、高利回りも実現。
投資家にとっては非常におとくな商品となっています。

リスク抑制を重視した商品設計とはいえ、元本保証がない投資商品ではありますので、万が一の災害発生等による元本棄損リスクについても理解の上で投資検討をお願いします。

なお、YANUSYでは、T's Fundingを含めた不動産クラウドファンディングの情報を多数調査、掲載していますので、新着ファンド情報の把握や、他サービスとの比較検討にもご活用下さい。


※本サイトは不動産投資、クラウドファンディング等に関する情報共有を目的としており、投資勧誘や助言を行う物ではありません。
※元本保証のない投資商品への投資に際しては、元本割れリスク確認した上で投資をご検討下さい。