6G
(画像=wrightstudio/stock.adobe.com)

生命保険に「おひとりさま向け」商品が増えていることをご存じでしょうか。次々と生まれる新たな生命保険、どれにしようか迷ったときには、金融資産からデジタル遺産まで一括で管理してくれるものを選ぶのも、一つの考え方かもしれません。

おひとりさま向け保険は生きている間に関する保障がほとんど?

いわゆる「おひとりさま」向けの保険商品といえば、次のようなものが主でした。

・入院と手術に備える医療保険
・小額から加入できるがん保険
・要介護状態に備える介護保険
・老後の資金を準備するための個人型年金保険
・病気やケガで働けなくなってしまったときのための就業不能保険や所得補償保険
・葬儀代等を考えた小額の終身保険

多くは「被保険者本人が生きていることを想定したもの」で、遺産の相続や遺品の処分は生命保険の範ちゅうではありません。

三井住友信託銀行の「おひとりさま信託(生命保険型)」で死後も安心

将来、家族や親族がいなくなり一人になったとしたら。そう考えても、自分の死後に自分の金融資産がどうなってもあまり気にしない方も多いでしょう。しかし、デジタル遺品やペット、家財家具や訃報の連絡などはだれがしてくれるのか、どこに依頼すればこれらを生前に手配しておけるのかは気になるところではないでしょうか。

三井住友信託銀行の「おひとりさま信託(生命保険型)」は、エンディングノートのデジタル化をはじめデジタル遺品の消去やペットのサポート等、各種サービスでおひとりさまの老後と死後の不安を解消してくれます。

一般的な生命保険は、死亡時に保険金受取人が現金を一括で受け取るようになっていますが、生命保険型の信託の場合、おひとりさま向けでなくとも信託銀行に生命保険金の管理や交付を委託できるのが特徴です。

自分の死後資産をすべて特定の団体等に寄付したい方や、身寄りがなく家財家具をはじめあらゆる資産の処分方法を事前に決めておきたい方は、生命保険型の信託を利用するのも手です。

人生100年時代。今から数十年後には多くの人がおひとりさまになっているかも

今は家族や友人に囲まれた生活ができていても、寿命が延び「人生100年時代」と言われる現代では、数十年後に「おひとりさま」になっている確率は低くないでしょう。

これまで築き上げたさまざまな資産を自分の決めた方法で処分したいのなら、生前から手を打っておかなければなりません。生命保険型の信託の利用も視野に入れつつ、あらゆる手段を検討してみてはいかがでしょうか。

>>通常は見ることのできないマンション開発の裏側を大公開!

【あなたにオススメ】
賃貸業界の黒船になるか。インド発のOYOの実態
空き家の活用促進にも効果あり。浸透するデュアルライフとは
次世代のスタンダードになるか?サブスクリプション型賃貸住宅とは
時間軸を変えることでマネタイズ!タイムシェアという選択
不動産投資の「2022年問題」とは?土地オーナーが知っておくべき知識