億単位の資産を持つ本物の富裕層が共通して「やらないこと」と「やること」
(画像=deagreez/stock.adobe.com)
本間貴志
本間貴志
住宅/不動産ライター。WEBライティング実務士(CPAJ)。ビジネス書の編集会社、アスラン編集スタジオ勤務を経て2016年に独立。自身で賃貸経営、住宅購入の経験あり。税金をテーマにした記事の実績も多数あります。

本物の富裕層たちは、資産形成のためにどのようなことを行っているのでしょうか。本記事では、本物の富裕層(3~4億円以上の資産を持っている人)が共通して行っている「やらないこと」「やること」について紹介します。富裕層の考え方を知ることで自分自身の生活や資産形成に役立てましょう。

目次

  1. 本物の富裕層が共通してやらないこと
  2. 本物の富裕層が共通してやること
  3. 1万円~不動産投資ができる投資商品も

本物の富裕層が共通してやらないこと

「ムダづかいをしないこと」は、本物の富裕層が共通してやらないことです。ここでは、具体的に3つのやらないことを紹介します。

高級車に乗らない

“富裕層”というと高級車に乗っているイメージがあるかもしれませんが、これは一部に過ぎないようです。多くのお金持ちは、一生涯暮らすのに困らないだけの資産を持っていても大衆車に乗っています。

全米の億万長者の大規模調査をもとに執筆された『その後のとなりの億万長者』(パンローリング刊)によると、350万米ドル(4億5,500万円/1米ドル130円換算)の純資産を所有している人たちが乗っている車のメーカーで多いのは、トヨタやホンダ、フォードなどでした。車の平均購入額は、3万5,000米ドル(日本円で455万円/同)とのことです。

派手な生活をしない

富裕層は、毎日高級ホテルや高級レストランなどに通って豊かな生活をしているイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。しかし実際には、質素な生活をしている富裕層が多い傾向にあります。前出の書籍では、億万長者の約6割が常日頃から節約しており「質素倹約こそが自分たちの成功に欠かせない要素」と考えているとのこと。

また富裕層が質素なのは、米国だけでなく日本も共通のようです。元国税専門官の小林義崇さんは、相続税調査のときに相手方(相続人)の服装は「ユニクロや無印良品といったカジュアルなファストファッション風の服装が多かった」と述べています。

参考:ESSEonline編集部 「本当のお金持ち」は、服装が庶民的…元・国税専門官が明かす「富裕層がやらないこと」

セール(バーゲン)を利用しない

『その後のとなりの億万長者』では、億万長者の傾向としてセールを利用しないことも挙げています。約77%の人が過去5年間でブラックフライデーを利用していなかったとのことです。

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本物の富裕層が共通してやること

本物の富裕層が共通してやっているのは「投資をすること」です。

投資をする

富裕層は、お金を寝かせることはしません。富裕層向けのIFA事業を行っている株式会社ウェルス・パートナーが国内の総資産3億円以上の富裕層を対象に行った調査(※)によると、「投資をしていない」と回答したのはわずか6.1%でした。つまり10人に9人以上の富裕層は、なにかしらの投資をしています。「お金に働いてもらうこと」を追求するのが富裕層の思考です。

※出典:株式会社ウェルス・パートナー「富裕層の資産運用に関する意識調査」

同調査では「現在の投資先」についても質問しています。主な投資先のTOP3は、以下の通りです。

順位投資先割合
1位国内株式77.2%
2位投資信託51.5%
3位国内不動産43.5%
※複数回答

以下で各投資先について簡単に紹介します。

株式投資、投資信託をする

富裕層の過半数以上は、国内株式(77.2%)や投資信託(51.5%)に投資をしているのが特徴です。投資目的は値上がり益の期待もありますが、多くは利回り(分配金・配当金)重視といえるでしょう。なぜなら本物の富裕層の場合、数パーセント程度の年利でも元手が大きいため、まとまったリターンになるからです。例えば1億円を年利3%で運用した場合の税引前利益は300万円となります。

不動産投資をする

富裕層の投資先3位は、国内不動産でした。10人に4人以上(全体の43.5%)が不動産投資をしています。富裕層が不動産投資をする主な理由は、以下のようなものがあるでしょう。

・融資を利用して元手にレバレッジをかけられる
・安定的な家賃収入を得られる
・市場環境がよければ売却益を得られる など

1万円~不動産投資ができる投資商品も

富裕層の共通項を参考にすると、ムダ遣いをせずに残したお金を株式や投資信託、不動産などで運用するのが賢明といえます。株式や投資信託は限られた元手でも購入できる銘柄はありますが、不動産投資はまとまったお金(頭金)がないとできません。このハードルを乗り越える方法として活用したいサービスが「不動産クラウドファンディング」です。

たくさんの投資家から集めた資金で不動産を購入・運用するため、投資金額は1口1万~10万円程度で始められます。ただし注目度が高い案件も多く、抽選の場合は「なかなか抽選に当たらない」という声も少なくありません。これを解消する方法としては、不動産クラウドファンディングの比較サイトを利用する手があります。

比較サイトを活用すれば、複数のプラットフォームの最新情報を効率的にチェックすることが可能です。

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