「利回り不動産」は、株式会社ワイズホールディングス(本社:東京都港区虎ノ門)が運営する不動産クラウドファンディングです。 比較的高い利回りと少額から投資できる点が注目を集めています。本記事では、ファンド数を順調に増やしている「利回り不動産」の評判や口コミをもとに人気の理由や投資を検討する際のメリット・デメリットについて詳しく解説します。
※本稿は2024年6月時点の情報に基づいて執筆しています。
目次
利回り不動産とは?運営企業やサービスの概要
不動産クラウドファンディング「利回り不動産」の運営会社の概要は、以下の通りです。
運営企業名 | 株式会社ワイズホールディングス |
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本社所在地 | 東京都港区虎ノ門4丁目3番1号 城山トラストタワー33階 |
設立年月 | 2014年8月 |
資本金 | 1億円 |
株式会社ワイズホールディングスが運営する不動産クラウドファンディング 「利回り不動産」のサービスの特徴は、以下の通りです。
・1口1万円から投資が可能
・配当利回りは5~10%程度が中心
・運用期間は6~18ヵ月程度が中心
・分配金の支給期間は、半年ごと、1年ごと、その他など
利回り不動産の評判・口コミ
YANUSY編集部で独自の調査を行い、 実際に「利回り不動産」に投資した方々から良い点、悪い点をそれぞれ伺いました。
利回り不動産を利用して良かった点
利回り不動産で一番気に入っているポイントは、高利回りの物件が豊富なところです。子育てしながら会社員として働く私には、まとまった資金を用意するのが難しかったので、少額で投資できるのは助かりました。実際に投資した物件も、当初の予想通りの利益を上げていて、とても満足しています。
S.Uさん 30代 男性
1万円から投資できるという手軽さは、「利回り不動産」の大きな魅力だと思います。投資に興味はあるものの、十分な資金を用意するのが大変だと感じていた私にとって、最低投資金額が低く設定されているところは、本当にありがたかったです。
N.Iさん 40代 女性
マスターリース契約によって賃料が安定していることなども考慮すると、利回りは魅力的かなと感じました。不動産開発の実績も豊富にあるところが運営しているので、その点も安心して利用できるのが良いなと感じました。
K.Dさん 30代 女性
利回り不動産を利用して悪かった点
自分自身としては出金時に手数料がかかることで配当金や償還金の出金に145円の手数料がかかってしまうので手数料は出金の都度かかってしまうため、なるべくまとめて出金手続きを行った方がいいこと。またファンドによっては応募が殺到することがあり、利回りの高いファンドや物件のスペックが高いファンドの場合、なかなか倍率が高く当選することが難しいことです。
H.Uさん 40代 女性
注目の物件の多くは申込期間が1週間以内と短めに設定されているため、こまめに新規の物件情報をチェックして希望条件に合う物件があればすぐに申し込まなければならず、常に急かされているような実感がありました。先着順の物件は掲載開始日に枠が埋まってしまうこともあり、かなり時間にゆとりのある人でなければ優良物件に投資をするのは難しいと思います。
N.Kさん 30代 男性
先着式と抽選式の二種類があるのが良いですが、やはり倍率は高いなと感じました。先着式は募集がスタートした瞬間からクリックしてもなかなか勝ち残れないし、抽選式に至っては高倍率で投資できる可能性はかなり低い感じです。
S.Tさん 30代 男性
利回り不動産の最新ファンド情報
「利回り不動産」では、 実際にどのようなファンドが募集されているのでしょうか。3つのファンドをピックアップします(※執筆時点で最新のファンド)。
利回り不動産56号ファンド(千歳市マンションバリューアップPJ)
【概要】
- 募集期間:2024年6月5日19時~2024年6月9日
- 募集方法:先着式
- 事業者:株式会社ワイズホールディングス
- 運用タイプ:インカム型
- 募集金額:1億4,400万円
- 想定利回り:7.0%
- 運用期間:12ヵ月
利回り不動産57号ファンド(沖縄県南城市VILLA PJフェーズ1)
【概要】
- 募集期間:2024年6月17日19時~2024年6月21日
- 募集方法:先着式
- 事業者:株式会社ワイズホールディングス
- 運用タイプ:キャピタル型
- 募集金額:1億9,530万円
- 想定利回り:10.0%
- 運用期間:12ヵ月
利回り不動産54号ファンド(リースバックバルクPJ第2回)
【概要】
- 募集期間:2024年4月16日19時~2024年4月22日
- 募集方法:先着式
- 事業者:株式会社ワイズホールディングス
- 運用タイプ:インカム+キャピタル型
- 募集金額:1億9,800万円
- 想定利回り:7.0%
- 運用期間:12ヵ月
利回り不動産の5つの特徴
他の不動産クラウドファンディングにはない「利回り不動産」の5つの特徴を紹介します。
オリジナルポイントのワイズコインがもらえる
1つ目の特徴として、 利回り不動産オリジナルのポイントがもらえることが挙げられます。このポイントは「ワイズコイン」と呼ばれており、不動産クラウドファンディングに出資をすると付与される仕組みです。 有効期限がないことも魅力といえるでしょう。ワイズコインの用途は、以下の2通りです。
- 利回り不動産の再投資に使える
- Amazonギフト券に交換できる
ただし用途によってポイント交換率が異なるため、注意しましょう。 利回り不動産内で使う場合は1ポイント1円相当、Amazonギフト券に交換する場合は2ポイントで1円相当として計算されます。
例)
- 2,000ポイント=利回り不動産で利用:2,000円分
- 2,000ポイント=Amazonギフト券:1,000円分
詳細情報や問い合わせは、こちらのワイズコイン公式ホームページをご確認ください。
>>WISE COIN公式
1口1万円から投資ができる
利回り不動産の2つ目の特徴として 「1口1万円」から出資できることが挙げられます。「まずは少額から不動産クラウドファンディングを始めてみたい」という人にとっては、大きな魅力でしょう。一般的な不動産クラウドファンディングでは「1口1万円で投資が可能」とPRしているものの、 実際には最低口数が10口(最低投資金額が10万円)ということも少なくありません。
しかし利回り不動産の場合は、最低口数が1口のため、 純粋に1万円から投資をすることが可能です。
※2023年以降、利回り不動産のファンドはすべて最低口数が1口から(最低投資額が1万円から)となっています。
会員ランク制度が導入されている
利回り不動産の3つ目の特徴として、 投資しているファンドの運用中残高に応じて「ワイズコイン」が付与(プレゼント)されることが挙げられます。その仕組みは、ビギナーからプレミアムまでの計8段階のランクがあり、ランクが上がるごとにワイズコインの付与率が上がるというものです。ランクと付与率の詳細は、以下の通りです。
詳細情報や問い合わせは、こちらの利回り不動産公式ホームページをご確認ください。
>>利回り不動産「会員ランク制度」のご紹介
スイッチング制度で資金を引き継げる
利回り不動産には、 同じシリーズのファンド間で資金を引き継げる機能があります。この機能は「スイッチング制度」と呼ばれており、同じシリーズのファンドであれば新たに入金の手続きを行わなくても、そのまま新しいファンドへ資金を引き継ぐことが可能です。
例)
「リースバックバルクPJ」終了→「リースバックバルクPJ 第2回」へ引き継ぎ
不動産クラウドファンディングの初心者にとって、「スイッチング制度」の利便性は少々実感しにくいかもしれません。しかし実際に使ってみると、 コストパフォーマンスの向上に貢献してくれる機能です。
詳細情報や問い合わせは、こちらの利回り不動産公式ホームページをご確認ください。
>>利回り不動産「スイッチング機能」のご紹介
キャンセル待ち機能で投資チャンスが広がる
利回り不動産の5つ目の特徴として 「キャンセル待ち機能」も見逃せません。近年は、不動産クラウドファンディングへの注目度が高まっているため、先着式だと競争率が高く「応募しても全然投資ができない」というストレスを感じる人も増えています。キャンセル待ち機能を使うことで、完全ではありませんが、このストレスを軽減できるかもしれません。利用の流れは、以下の通りです。
- キャンセル待ち機能を申し込む
- 対象ファンドでキャンセルが発生する
- キャンセル待ち機能の申込者の中で抽選を行う
詳細情報や問い合わせは、こちらの利回り不動産公式ホームページをご確認ください。
>>利回り不動産「キャンセル待ち機能」のご紹介
利回り不動産の運営企業(詳細)
利回り不動産の運営企業は、株式会社ワイズホールディングスです。同社は、 2021年7月より「利回り不動産」のブランド名で不動産クラウドファンディングの事業を開始しました。株式会社ワイズホールディングスの本社は、東京都港区虎ノ門にあり、その他の拠点として大阪支店(大阪市中央区)や沖縄支店(那覇市久米)があります。
同社は、利回り不動産(不動産特定共同事業)以外の事業として 不動産の開発・仲介・賃貸などを展開中です。「不動産を主体とした事業を行っている」「一定の社歴がある」といったことを考慮すると、 ファンドを運用するための十分なノウハウを備えているといえるでしょう。
一方、株式会社ワイズホールディングスは 非上場企業のため、投資家が会社全体の財務状況を把握しにくい側面があります。この点については、注意が必要です。
利回り不動産に投資するメリット
利回り不動産でファンドを購入する場合には、以下のようなメリットを得られます。
優先劣後出資で元本リスクが軽減される
利回り不動産の1つ目のメリットは 「優先劣後出資」によって、投資したお金が戻ってこない元本リスクが軽減されることです。元本リスクとは、運用物件で空室や売却損が発生することで収支が悪化し、元本の全額が戻ってこない可能性を指します。
このリスクを抑えるのが「優先劣後出資」です。その仕組みは、運営会社も投資家と一緒にファンドに出資し、損失が出た場合は運営会社の出資分から優先して補てんするというもの。 劣後出資割合(運営会社側の出資割合)が高くなるほど、投資家が出資したお金が守られます。
なお利回り不動産では、10~60%程度の劣後出資割合のファンドが用意されています。
優先劣後出資については下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
>>優先劣後方式とは?不動産クラウドファンディング選びで重視すべき理由
マスターリース契約で空室リスクが軽減される
利回り不動産の2つ目のメリットは 「マスターリース契約」によって運用物件の賃料が得られない空室リスクが軽減されることです。不動産クラウドファンディングにおける空室リスクとは、予定していた賃料を得られないことで、投資家の分配金や元本に悪影響が及ぶことを指します。このリスクを抑えるための方法が「マスターリース契約」です。
マスターリース契約とは、 空室の有無に関係なく毎月決まった賃料が支払われる契約方式です。運用物件を管理する管理会社と、ファンドを運用する投資法人がマスターリース契約を結ぶことで、投資家に対して安定した分配金を提供することが可能となります。
マスターリース契約については下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
>> マスターリース契約による不動産クラウドファンディングの概要を解説
比較的高い利回りを得やすい
利回り不動産の3つ目のメリットは、 一般的な不動産クラウドファンディングと比べて、高い利回りを得やすい傾向があることです。利回り不動産の予定利回りはファンドごとに異なり、年換算ベースで5~10%程度が中心です。例えば48号ファンドから57号ファンドの平均利回りは、高利回りの傾向があり、平均利回り7.14%となっています。
では、他の不動産クラウドファンディングの平均利回りはどれくらいでしょうか。不動産クラウドファンディングの利回りの傾向は、プラットフォームごとに異なりますが、 ある上場企業が提供するファンドの平均利回りは4.3%(2024年2月末時点で運用中の組成ファンドの想定利回りの平均値)です。これと比較すると、利回り不動産のほうが大きく上回っています。
新規ファンドが多いので投資機会が増えやすい
新規ファンドが安定的に公開されるため「投資機会が増えやすいこと」もメリットの一つに挙げられます。利回り不動産では、サービス開始時からほぼ毎月新規ファンドが公開されています。月によっては複数のファンドが公開されることもあり、 サービス開始の2021年7月からの約3年間で累計ファンド数は60に迫る勢いです。
このように利回り不動産は、アクティブに稼働しているため、こまめに最新情報をチェックしていれば投資のチャンスを得やすいプラットフォームといえます。 投資するファンド数を増やしたい人は、「先着式」に注目すると良いでしょう。
利回り不動産に投資するデメリット(注意点)
利回り不動産でファンドを購入する場合は、デメリットもあります。メリットとデメリットの両方を十分に把握したうえで利用を検討しましょう。
希望するファンドに投資がしにくい
利回り不動産の1つ目のデメリットとして、 申込時の競争率や倍率が高く「希望するファンドに投資がしにくいこと」が挙げられます。これは、注目度の高い不動産クラウドファンディングのプラットフォームならではのデメリットです。利回り不動産では、ファンドごとに 「先着式」または「抽選式」を採用しています。
先着式とは、 先に申し込んだ人が投資の権利を得られる方式で、注目度の高いファンドではクリック合戦になりやすい傾向です。一方、抽選式とは 申込者のなかから抽選を行い、当選した人が投資の権利を得られる方式を指します。こちらは、申込者が殺到すると倍率が高くなり当選できず投資ができない状況になりやすい傾向です。
これらのデメリットは、 他の不動産クラウドファンディングを併用することで緩和できます。
途中解約ができない
利回り不動産の2つ目のデメリットとして、 ファンドへの投資を申込後、原則「途中解約が認められていないこと」が挙げられます。ただしファンドに申込後でも「クーリングオフ制度」の対象になるため、条件に該当する場合は取り消しが可能です。クーリングオフ制度の期間は、メールで契約成立時書面が送付された日を起算日として8日間が経過するまでであり、手続きは運営会社に書面で通知する必要があります。
なおクーリングオフの具体的な手続きについては、利回り不動産の公式サイトで詳しく解説されているので、内容を確認したい方はそちらを参照ください。
入出金時に手数料が発生する
利回り不動産の3つ目のデメリットとしては、 不動産クラウドファンディング専用口座と銀行口座の間で資金を移す際に「その都度、手数料がかかること」が挙げられます。この手数料は、入金時と出金時の両方にかかります。1回の入金または出金にかかる手数料は、145円です。
例えば自分の銀行口座から専用口座に資金を移し、運用後に再び銀行口座に資金を戻す場合、 合計で290円(145円×2回)の手数料がかかることになります。ただし金融機関のなかでも、 GMOあおぞらネット銀行を利用した場合は、入出金の手数料が無料です。
元本保証がない
利回り不動産を利用する際の注意点としては 「元本保証がないこと」が挙げられます。ただし、これは利回り不動産だけのデメリットではなく 他の不動産クラウドファンディングにも共通することです。さらにいえば 上場株式や投資信託、金投資など、大半の資産運用の選択肢には元本保証がありません。
元本保証に近い資産運用としては、一般的な日本国債(日本国が破綻した場合は保証されない)や銀行への預金(ただし、元本1,000万円まで+破たん日までの利子)などに限られます。いずれにしても不動産クラウドファンディングは、元本保証がないため、 生活費以外の余裕資金で行うことが重要です。
口座開設に一定の期間がかかる
利回り不動産の利用時のもう一つの注意点としては、 本登録申請をしてから専用口座の開設までに3~5営業日程度がかかることが挙げられます。ただし口座開設までに一定の期間がかかるのは、 他の不動産クラウドファンディングも同様であり、利回り不動産だけのデメリットではありません。先述の「口座開設まで3~5営業日程度を要する」というのは、あくまでも平均的な日数です。
提出した本人確認書類に不備があったり、公式サイトでシステムメンテナンスが行われたりなどの影響で、これ以上の日数がかかる可能性もあります。
利回り不動産の登録方法
利回り不動産のファンドに投資をしたい人は、まず会員登録を行いましょう。以下の3ステップで簡単に登録ができます。
- 会員仮登録
- 本人確認申請
- 会員本登録
各ステップの詳細は、以下の通りです。
1.会員仮登録
利回り不動産の公式サイト上から会員仮登録を行います。登録フォームにメールアドレスやパスワードを入力してボタンを押すと、会員仮登録が完了。その後、会員仮登録時に登録したメールアドレスにURLが送信されます。URLが発行されてから24時間以内にアクセスすることで、本人確認申請や会員本登録に進むことができます。
2.本人確認申請
メールアドレスに届いたURLをクリックすると本人確認申請が行えます。申請方法は「オンライン完結(スマートフォン)」と「郵送」の2種類です。オンライン完結の場合、本人確認書類をスマートフォンで撮影するだけで本人確認申請が完了します。本人確認書類として適用できるのは「運転免許証」「マイナンバーカード」「在留カード」などです。
3.会員本登録
その後、 利回り不動産で本人確認審査を行い、問題がなければ指定されたアドレスに「手続き完了のメール」が届きます。その内容に従って手続きを進めれば「会員本登録」の完了です。
利回り不動産とあわせて登録したい不動産クラウドファンディング
利回り不動産のほかにも魅力的な不動産クラウドファンディングは存在します。ここでは、おすすめのプラットフォームを3つ紹介します。
SOLS
SOLSは、 匿名組合型と任意組合型の両方のファンドを扱い、数は少ないですが資金の出し入れが自由な案件もあります。投資方法の選択肢が多いファンドを希望する方におすすめです。
ヤマワケエステート
2023年のサービス開始ながら、高い想定利回りと半年間で60件を超えるファンド組成数で資金調達規模でも業界上位のポジションとなった急成長中のサービスです。劣後出資がないなどハイリスク・ハイリターン型のファンドとなっており、他サービスとの分散投資がおすすめです。
T's Funding
想定利回りは、4%程度と他サービスと比べると目立ちません。しかし、 30%を超える高い劣後出資比率と運営企業の高い自己資本比率で、安全性を重視する際の投資先候補としておすすめのサービスです。
利回り不動産に魅力を感じたら会員登録から始めよう
利回り不動産は、比較的利回りの高いファンドを 安定したペースで公開し続けています。また「優先劣後出資」「マスターリース契約」などの仕組みで投資家のリスク軽減に力を入れている点が特徴的です。これらのことを踏まえると、 利回り不動産は投資の初心者でも利用しやすい不動産クラウドファンディングといえるでしょう。純粋に「1口1万円から」投資ができることも魅力の一つです。
利回り不動産に魅力を感じた人は、まず会員登録から始めてみてはいかがでしょうか。
利回り不動産に関するよくある質問
Q.利回り不動産に税金はかかる?
利回り不動産が運用するファンドに投資して得た分配金には、所得税・住民税がかかります。仕訳項目は「雑所得」です。これは、不動産所得や事業所得、譲渡所得、給与所得などに該当しない所得が分類されます。雑所得の税額については、他の所得と雑所得を合算して総所得金額を求め、その金額に応じた税率に基づいて計算されます。
ただし会社員が副業で雑所得を得た場合、「年末調整を受けた給与所得以外の所得が20万円以下」に該当する場合、所得税について確定申告する必要はありません。
不動産クラウドファンディングに関する税金については下記の記事でまとめています。
あわせて是非ご覧ください。
>>不動産クラウドファンディングの税金は?確定申告は必要?
Q.出資元本は保証されている?
利回り不動産のファンドへ投資した元本は、保証されていません。例えば運用物件の売却などによって損失が発生した場合、元本割れの可能性もあります。この元本リスクを軽減するための施策として、利回り不動産では「優先劣後出資」や「マスターリース契約」などの仕組みを採用しています。
優先劣後出資では、劣後出資割合(運営会社側の出資割合)が高くなるほど、投資家が出資したお金が守られますが、その割合はファンドごとに異なります(10~60%程度)。
Q.利回り不動産はポンジ・スキームではない?
利回り不動産のビジネスの仕組みに基づくと、ポンジ・スキームの概念には該当しません。ポンジ・スキームとは、投資家から集めた資金を実際には運用せずに横流しし、別の投資家から集めた新たな資金を配当金に見せかける詐欺の手口です。
利回り不動産のファンド情報を確認すると、実際に物件を購入・運用・売却して得た利益を分配金の原資としています。これに基づくと、ポンジ・スキームの概念には当てはまらないといえるでしょう。
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