海外投資で高利回りの資産運用を
(画像=sdecoret/Shutterstock.com)

低金利が続く日本の預金よりも成長著しい国に投資をした方が、リスクはあるもののリターンも大きいはず、と考えて海外投資を始めようとしている方もいるかもしれません。米国債の金利も徐々に低下する中、特に成長著しいアジア圏や新興国への投資に注目する人も少なくないでしょう。

海外投資の基本的な特徴からメリット、さらにはリスクまでを含めて解説します。

多彩な海外投資商品とメリット

一口に海外投資といっても、さまざまな方法があります。外貨預金、外貨建て投資信託、外貨建て保険、海外不動産投資、海外国債、海外株式、海外ETF、いずれも海外投資に含まれます。これらの商品は、国内からも投資可能です。

海外投資のメリットは、何といってもその金利の高さにあります。金利が高ければそれだけ収入が増えますし、資産運用において、金利はとても大切です。日本国内では、長く続いたゼロ金利政策によって、預貯金などに寝かせていても金利が期待できない状況となっています。そのため、金利の高い海外に投資を行うことで、効率よく利益を得ることができるでしょう。

さらに、為替相場の変動によって利益を得ることもできます。1ドル100円の時に投資した場合、円安になって1ドル120円で売却すれば、その為替差益を受け取れるのです。

海外投資はさまざまな金融機関で行えますが、中でもネット証券に口座を開設することで、海外株式や海外債券へも簡単に投資が行えます。例えば、楽天証券では、米国株式、中国株式、アセアン株式、国際金融公社の南アフリカ・ランド建て債券、メキシコ・ペソ建て債券、海外ETF(投資信託)などに投資を行うことができます。

楽天証券以外にも、SBI証券、松井証券、カブドットコム証券、岡三オンライン証券など、ネット証券は多数あります。上記に挙げた楽天証券では、現物株式1注文あたり3億円までの投資が可能です。販売している投資商品の内容を比較して、いずれかのネット証券の口座を開設してみてはいかがでしょうか。

海外投資のリスク

過去20年間の10年国債利回りの推移を見ると、日本は約1.5%からほぼ0%まで利回りが低下しています。国債の利回りが高い印象のアメリカでは、現在2%~3%ほどを推移しています。さらに、新興国国債の利回りはおおむね4%~6%あたりです。

利回りだけを見ると、海外国債はとても魅力的に感じられますが、投資にはリスクがつきものです。海外投資には、国内投資とは異なるリスクが存在しています。下記で主なリスクを解説します。

為替変動リスク

為替相場の変動に連動して、金融商品の価値が変動してしまうというリスクです。投資した時よりも円高になった場合には価値が下がり、円安になった場合には価値が高まります。為替は日々変動するため、投資した国の為替相場は毎日チェックしておきましょう。

カントリーリスク

投資している国に対する信用リスクをカントリーリスクと呼びます。海外の株式や債券、投資信託などの値動きに、国の信用が影響してしまうことがあるのです。その国の政治状況、経済状況、社会情勢によって、元本割れとなってしまうこともありうるでしょう。

その他のリスク

流動性の低い銘柄を購入する際には、流動性の高い銘柄よりも、価値の変動率が大きくなることもある点に注意が必要です。また、債権を購入する場合には、発行者の経営状況、財務状況によって元本割れとなる場合がある点も理解しておきましょう。

外貨預金を行う場合には、預金保険の対象外になります。万一、金融機関が破綻してしまった場合には、金融機関の財産の状況に応じて預金が支払われますが、外貨預金については、資産が一部戻ってこない可能性もあるのです。さらに、円に換金する際には為替手数料がかかります。

これら複数のリスクについて理解してから、海外投資を行うことをおすすめします。

高いリターンが期待できる海外への投資を検討してみよう

国内への投資だけでは思ったように資産を増やせないという人は、海外にも目を向けてみましょう。海外の有名企業への投資のように、高いリターンを期待できる商品から、外貨建て預金のように手軽に行えるものまであります。

さまざまな商品の中から自分にあった商品を見つけ出し、ぜひ海外投資を始めてみてはいかがでしょうか。

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