令和時代に注目したい、テンバガー候補銘柄
(画像=turgaygundogdu/Shutterstock.com)

株価が10倍にまで跳ね上がる銘柄を、野球用語のバガー(塁打)から取り、テンバガーと呼びます。これまでにも、多くのテンバガー銘柄が誕生してきました。令和元年を迎え、日本国内でこれからテンバガーになる株はどのくらい生まれるのか楽しみにしている人もいるのではないでしょうか。今回は、令和時代に注目したい、テンバガーになり得る銘柄をご紹介します。

過去のテンバガー銘柄

初めに、2018年に株価を10倍以上まで上げたテンバガー銘柄をご紹介します。

エムティジェネックス<9820>

2018年に大きく株価を伸ばしたエムティジェネックスは、ビルのリニューアル・内装工事、ビル管理のサポート、駐車場サービスなどを展開する不動産管理会社です。

2018年5月には2,000円前後で推移していた株価が、8月以降急騰し、9月には4万5,000円となりました。これは駐車場サービスとリニューアル事業の好調を受けて、増収・増益であったことが要因と考えられます。4ヵ月ほどで価格が22.5倍になりました。しかしその後急落して、2019年5月現在は4,000円前後で推移しています。

地域新聞社<2164>

地域新聞社は、関東圏でフリーペーパーの発行やポスティングを行う広告会社です。こちらも2018年5月までは400円~500円ほどで推移していた株価が、9月から急騰し11月には一時5,000円となりました。ちょうど10倍ほど株価を伸ばしたことになります。エムティジェネックスと同様に、業績の好調を受けての上昇と考えられますが、2019年に入り株価が下がり始め、2019年5月現在は1,000円前後で推移しています。

2019年から注目したい株は?

2019年からは、どのような企業が株価を大きく伸ばしていくのでしょうか。ここからは、注目したい企業と、株価を伸ばしそうな要因について見ていきましょう。

フェイスネットワーク<3489>

2019年3月に急騰・急落したフェイスネットワークは、投資用のマンションの販売を主力事業としています。富裕層の中には、相続税対策の一環として投資用物件を購入する人も少なくありません。いわゆるサラリーマン大家ではなく、マンションを一棟まるごと購入できるだけの資産を持つ富裕層がターゲットであることから、今後の業績の伸びが期待できます。

また、東証一部への市場変更作業を行っていること、上期は4棟だった引き渡し件数が下期は30棟を超える予定であることから、2019年後半に向かって株価が上昇する可能性が高いといえるでしょう。

データセクション<3905>

データセクションは、SNS分析ツール「インサイト・インテリジェンス」を用いて、SNSの投稿から消費者の動向を探るなど、データの収集・調査・分析に強い企業です。経常利益・純利益を順当に伸ばしている同社は、KDDIとの協業によってさらなる成長が期待されます。

高度な画像分析ソリューション、SNS分析ソリューションなど、5Gの時代に必要なソリューションを共同で開発していくようです。今後、KDDIとともにさまざまなソリューションを開発していくことから、業績を大きく伸ばしていく可能性があります。

LITALICO<6187>

LITALICOは、発達障がいの子どもへの生活支援「LITALICO発達ナビ」や、障がい者の就労の支援「LITALICOワークス」の運営を行っている企業です。企業は一定の割合で障がい者を雇用する義務を負っていること、さらにその障がい者雇用率が徐々に上昇していることから、需要は今後も高まっていくと考えられます。

事業開始以降の累計就職者数は7,000名、定着率は88%を超えました。拠点数も順調に伸ばしており、2014年には44だったのに対し、2018年は74まで増加しています。

これから成長する若い企業を応援!

2019年も、テンバガーとなる銘柄が多く生まれることでしょう。今回ご紹介した企業はいずれも若く、今後の成長が見込まれています。大きなリターンを狙うだけでなく、国内の若い企業を応援する気持ちで投資してみてはいかがでしょうか。

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