不動産の世界は、とても広く「上には上」「下には下」があるものです。例えばびっくりするような高額物件がある一方で本当なのかと疑いたくなるような激安物件もあります。本記事では「下」にスポットを当てて日本最安物件の世界を紹介します。日本最安の物件は、家賃がなんと1,900円……いったいどのような物件なのでしょうか。
日本最安の「1,900円物件」は本当か嘘か!?
当サイトが不動産ポータルサイトを調べたところ、毎月の家賃が1,900円という日本最安の物件が三重県にありました。物件情報を見ると、築31年で2DK、専有面積は40平方メートルなので決して悪い物件ではありません。敷地内には駐車場があるように見えますが、物件情報によると駐車料金は4,000円。住居よりも高いので、やはり家賃だけがこんなに安いことには何か理由があるのかもしれません。
そこで、当サイトで不動産会社に確認してみました。すると、「記載の家賃は入力者の打ち間違いのようで、1,900円ではなく実際は1万9,000円」とのことでした。
5,000円以下の物件はあるのか?
そのほかの激安物件も一部紹介しましょう。
・共同住宅(北海道) 家賃5,000円
北海道様似町の共同住宅(平屋?)のような物件です。間取りは2LDKですが、内観はかなりレトロです。修繕費が借主負担の場合はかなりのコストが発生しそうです。実際に借りてみたいと考えた方は、詳細を確認したほうが良いでしょう。
参照:LIFULL HOME’S
・戸建て住宅(長崎県) 家賃5,000円
長崎県の対馬にある2002年5月に建築された戸建て住宅です。外観を見る限り年数の割には傷みが大きいように見えるので、生活をするには手直しが必要かもしれません。間取りはとても広く5部屋に加えて脱衣場や大きな物置があります。こちらも修繕費については、不動産会社に確認するのが賢明でしょう。
参照:LIFULL HOME’S
5,000円以下の激安物件の共通点
ここでは5,000円以下の激安物件を紹介しました。これらの物件に共通しているのは、やはり地方の過疎地もしくはそれに近いエリアの物件であることです。そのせいもあって長期間空き家になっていると思われる物件も多く、不動産を運用して利益を上げるというよりも家主が「お荷物」と感じているような物件も多いかもしれません。
価値ある不動産に小口で投資できる不動産クラウドファンディング
本記事では「日本最安物件がどこにあって、家賃はいくらなのか?」という疑問にお答えするための調査を行い、その結果をレポートしました。物件情報を見ると分かりますが、どの物件も住居として使用するにはあまり現実味がなく、ほぼ「ネタ」の世界です。話題に上ることはあっても、実際にこれらの物件を借りて生活しようと考える人はほとんどいないかもしれません。
不動産投資の考え方は、こうした物件とは真逆です。誰もが借りたい、住みたいと思える物件を持つことが成功につながる秘訣となります。しかし誰もが借りたいと考えるような魅力ある物件は、価格も高く誰もが簡単に購入できるわけではありません。そこで検討したいのが、不動産クラウドファンディングです。
クラウドファンディングとは、多くの人から集めた資金を用いて投資をしたり社会貢献活動をしたりするための仕組みを指します。不動産クラウドファンディングは、この仕組みを活かして投資家から集めたお金で優良物件を購入し、そこから得られた利益を分配する投資方法の一つです。小口化されている商品のため、投資のハードルがぐっと下がり、多くの人に不動産投資の門戸が開かれるでしょう。
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