サラリーマンにアパート経営が効く3つの理由
(画像=fizkes/Shutterstock.com)

本業を持ちながら不動産投資を行う人を「サラリーマン大家」や「週末大家」などと呼ぶことがあります。共通しているのは兼業投資家である点で、本業を持ちながら不動産投資を始める人が増えています。

「サラリーマンは比較的安定している職業」というのが一般的な認識ですが、そのサラリーマンが「サラリーマン大家」を目指すのはなぜでしょうか。その理由や背景を、不動産投資の王道ともいえるアパート経営が持つ3大メリットから紐解いてみたいと思います。

不動産投資の王道、アパート・マンション経営の魅力

不労所得に近しい利益を得られることや、融資を活用することで高い投資効率を実現できるなど、不動産投資には多くのメリットがあります。大手企業のサラリーマンといえども、将来に不安や危機感を持っている人は多く、そのリスクヘッジとして不動産投資を検討する人は増え続けています。

不動産投資の一つに、アパート・マンション経営があります。アパートやマンションを一棟丸ごと所有して賃貸経営をするスタイルで、複数の戸数があるため満室になれば戸数分の家賃収入が見込めることや、仮に一部で空室が発生しても、全室が空室にならない限り家賃収入がゼロにならない、といったメリットがあります。

これまでは「アパート・マンションの大家さん=資産家」というイメージが強く、サラリーマンには縁遠いものだったかもしれませんが、今では「サラリーマンこそアパート・マンション経営を始めるべき」という考え方が浸透しつつあります。

なぜ、「サラリーマンこそアパート・マンション経営を始めるべき」なのでしょうか。その理由は3つあります。

サラリーマンに効く理由① 融資を受けやすい

不動産の価格は数千万円から数億円規模なので、物件の購入にあたっては融資を利用するのが一般的です。融資は資金調達手段であることのほかに、その利用には大きな意味があります。

それは、他人資本を活用することによる投資効率の向上です。取得したばかりのアパートやマンションは、そのほとんどが借金かもしれませんが、家賃収入はすべて大家さんのものになります。ローンの返済や必要経費を差し引いた残りが大家さんの収入になるという仕組みは、不動産投資ならではです。

融資の審査では、安定収入があって返済能力があるかどうかが問われます。サラリーマンには安定収入があるため、融資審査において有利です。マイホーム購入のための住宅ローン審査でも、自営業者よりもサラリーマンのほうが有利と言われますが、それとまったく同じです。

融資を受けることができなければ、アパート経営は「絵に描いた餅」になってしまいます。サラリーマンには、この重要な第一関門を突破しやすい強みがあるのです。

サラリーマンに効く理由② 収入の複線化でリスクに備えられる

終身雇用や年功序列が過去のものとなりつつある今、「今は良くても今後どうなるか分からない」という不安は多く人がお持ちでしょう。病気やケガなどご自身の事情だけでなく、会社の都合によるリストラの可能性もある時代です。このような状況の中、本業で得られる給料だけに依存することのリスクを感じる人が増えているのです。

アパート・マンション経営では、本業とはまったく別の収入源を確保することができます。物件管理や家賃回収などを管理会社に委託することで、本業に影響を及ぼすことなく副業として取り組むこともできます。副業によって収入を複線化したいと考える人は多いと思いますが、アパート・マンション経営はその中でも現実味のある、再現性の高い選択肢と言えるでしょう。

サラリーマンに効く理由③ 資産形成で老後の備えが充実する

自営業者とは違い、サラリーマンには必ず定年退職の時期がやってきます。定年後の生活では、お金に関する不安は尽きないものです。アパート・マンションには資産形成効果があり、不動産という資産が定年後の生活を支えてくれます。

定年退職によって本業の収入はなくなりますが、アパート・マンション経営による家賃は本業とは無関係の収入源です。本業とは関係なく入り続ける収入源を持つことは、老後の備えとしてきわめて有効で、精神的な安定をもたらしてくれるでしょう。

世の中の動きはますます早くなることでしょう。先行きが良くも悪くも不透明な時代に1つの収入源に依存してしまうことはリスクといえます。
不動産投資は専門領域をサポートしてくれる業者も存在します。仕組みを理解した上で、きちんとリスクとリターンを把握し、行動すれば、多くのメリットをもたらしてくれます。

一度、検討してみてはいかがでしょうか。

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