不動産投資
(画像=shigemi okano/Shutterstock.com)
山中勇樹
山中勇樹
ライター/編集者。主に企業経営者への取材・インタビューを通じて、ビジネス系の文章(書籍・雑誌等)を執筆。インタビュー実績多数。

不動産投資の王道といえば、入居者を獲得しやすい大都市エリアで、できるだけ安く物件を購入し、高利回りでの不動産経営を維持していくことでしょう。とくに、キャピタルゲインが期待しにくい日本市場では、一定の利回りが得られやすい都市圏の物件に投資していくのが基本です。

一方で、大都市ほど人口が多くない“地方”の物件はどうなのでしょうか。人口減少や過疎化の影響もあり、「田舎の不動産投資は難しい……」という声も聞かれますが、実は収益をあげる方法がないわけではありません。そこで、田舎の不動産投資で儲けるパターンについて検討してみましょう。

田舎の不動産投資で儲ける方法

そもそも田舎というのは、国内でもとくに人口密度が高い「東京」「神奈川」「千葉」「埼玉」「愛知」「大阪」「福岡」など、大都市を除く地域のことです。それらの地域は人口および人口密度が低いため、不動産投資は厳しいと言われています。

しかし、次のようなポイントを押さえて投資すれば、儲けることは可能です。

管理体制を強化して差別化する

1つ目は「管理体制の強化」です。地方の物件は都心の物件よりも安く購入しやすい反面、家賃も低く抑えられがちです。そのため、安い管理会社に委託するなどおざなりな対応をとっている不動産投資家も多いのですが、そこに差別化のポイントがあります。

つまり、安易に安い不動産管理会社に任せてしまわないことが大事です。過去の実績や入居者の声などを踏まえつつ、入居付けおよび物件管理の双方においてレベルの高い管理会社に委託するか、あるいは、可能な範囲で自ら管理することも検討した方がいいでしょう。

確実に集客できるエリアを狙う

2つ目は「エリアの選定」です。田舎と言っても、栄えているエリアもあれば、そうでないところもあります。とくに、人の流れ(動線)を踏まえた人口密集地や、商業施設等の開業計画を含めて“これから(も)増えるエリア”を狙えば、安定的に入居者を得られる可能性があるのです。

大切なのは、その地域について熟知すること。実際に足を運ぶのはもちろん、自治体や地元企業の情報を収集し、「どこに人が集まっているのか?」「これから発展(衰退)するのはどのエリアか?」を知ることで、優良物件に出会えるケースも少なくありません。

ライバルが少なければチャンスも多い

「田舎での不動産投資は儲からない」というのは、都心で投資用不動産を売りたい事業者の常套句です。不動産投資で儲けたいのなら、ライバルが少ないところにチャンスを見出す必要があります。田舎の不動産投資にチャレンジする際は、見方を変えて可能性を見出してみるようにしましょう。

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