成果を出す人、出せない人との大きな違い
(画像=Jirsak/Shutterstock.com)

(本記事は、後藤 勇人氏の著書『成果を出す人、出せない人との大きな違い その『1分』を変えなさい!』実業之日本社の中から一部を抜粋・編集しています)

将来、達成したい目標に階段をつける

自分が理想とする自分像になるためには、どんな行動が必要なのかを、朝1分間のワークで具体的に考えてみましょう。

わかりやすく言うと、現在の自分の位置から、理想の自分の位置まで階段をつけるイメージです。階段の数は、5ステップか7ステップぐらいがいいでしょう。

やり方は、簡単なメモに書き出して、1番から5番までやるべき手順を書いていけばOKです。

いきなり理想の高い所に登るのはイメージできないですが、階段をつける発想を持てば、ゴールは高くても、一段一段は低いのでそれほどプレッシャーは感じません。

例えば、ひとりのサラリーマンがいたとします。

彼の理想像が、会社を辞めて独立し、将来コンサルタントとして企業研修をすることだとしたら、どんな階段が必要なのか考えてみます。

1、自分がどの分野で起業するのか、専門分野を決める。
2、専門分野の知識を得るために勉強を開始。
3、専門家としてのブログを開設し、認知度を上げる。
4、専門家として、商業出版する。
5、企業の研修担当者に本を読んでもらい、企業研修のプレゼンをする。

このような流れになるでしょう。

例えば、もし、ヘアサロンをオープンしたいなら、

1・美容の専門学校に行く。
2・美容室で働いて技術を身につける。
3・開業資金を貯める。
4・技術がついたら、物件を探し出す。
5・お店をオープンする。

一見当たり前のようですが、この当たり前の計画を愚直にしなければ、夢は叶わないのです。

世の中には、さも簡単に夢を叶えたような話をする輩(やから)が多いですが、実は彼らは水面下で大変な努力をしていても、それを美学で見せないだけです。

一言で理想の自分になるといっても、通過点があまりにもアバウトなら、イメージがしにくいものです。しかし、このように階段をつける発想を持てば、何をどの順番でやっていけばいいのかが明確になります。

私もブランディングを確立する段階で、この階段理論を使っていました。

具体的には、こんな感じです。

ステップ1

自分の過去を棚卸しして、自分の強みとなりそうな部分、商品として価値がありそうな部分、多くの方が抱えている問題を自分が解決できるスキル、過去に自分が抱えていた問題を現在は解決している部分などをピックアップします。

ステップ2

どの分野で勝負するかポジショニングを決める。つまり、どの分野の専門家として旗を揚げるかを決める。

ステップ3

商品を、フロントエンド、ミドルエンド、バックエンドと3つの構成にして、低額商品から、中額商品、高額商品というように階段を登る感じでステップアップする、稼げるビジネスモデルを考える。

ステップ4

将来のクライアントになり得る人に対して、自分自身や商品を説明するネット上の店舗であるホームページ、つまり、よりよく自分や商品を見せるためのブランディングサイトを構築する。

ステップ5

ターゲットに向けて、ネット社会の三種の神器である、フェイスブック、ブログ、メールマガジンを使って、専門家として情報を発信する。

ステップ6

クライアントにリアルに会ってファン化したり、バックエンド商品を売るためのランチ会やセミナーを開催する。

ステップ7

自分の決めたポジショニングの専門家としてのブランディングを完璧にするために、個人の上場でもある本を出版して、ポジショニングの第一人者のポジションをゲットし、さらにビジネスを大きく展開する。

このような階段をつけていけばいいのです。

明確な階段なら、踏み出すべき一歩もより明確になりますし、夢の実現も現実味を帯びてきます。どうぞ、朝1分間のワークで、今の自分から理想の自分に階段をつけてみてください。

遠く感じた理想の自分が、意外に近くに見えてきます。

成果を出す人、出せない人との大きな違い その『1分』を変えなさい!
後藤勇人(ゴトウハヤト)
朝1分の成功習慣トレーナー / ブランディングプロデューサー / 女性ビジネスブランディングの専門家 / 一般社団法人「日本女性ビジネスブランディング協会」代表理事 / 有限会社BKプロジェクト代表取締役社長 / BKグループCEO プロフィール:専門学校卒業後、24歳で独立し、ヘアサロンを開業。順風満帆のスタートを切ったが、まもなく社員の謀反や横領など数々の試練を経験。精神的に挫折する。その後、多くの成功者の姿から朝の大切さに気づき、朝の過ごし方を変えたところ、初の著書が出版され、32歳でヘアサロン・日焼けサロンなどグループ4店舗に拡大し、年収2000万円や1億円の自社ビル建設など、次々と夢を実現。現在は、有限会社BKプロジェクト、一般社団法人「日本女性ビジネスブランディング協会」の代表を務め、「夢を叶える朝の成功習慣ワーク」をはじめ、「最速夢実現」を可能にする独自ノウハウを教える各種のセミナーや講演を全国で行い、多くの人から支持されている。また、グレコで有名な世界一のギター会社「フジゲン」の創業者・横内祐一郎氏の総合プロデューサーを務め、その世界一マインド伝承者に就任。夢を実現させる救世主として、多くの伸び悩むビジネスパーソンから多大な注目を集めている。 また、元ミスワールド日本代表のビジネスブランディングサポートしたことをきっかけに女性のクライアントが殺到。女性ビジネスブランディングの専門家としても、クライアントが世界中から押し寄せる人気コンサルタントである。

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