なぜラグジュアリーカードは若者に人気なのか?
(画像=DmitriyK./stock.adobe.com)

2008年に米国で誕生し2016年に日本に上陸した「ラグジュアリーカード」が人気です。「高額な入会金」「金属製のカード」と他のクレジットカードとは一線を画す富裕層向けクレジットカードは、中高年よりも20~30代の若いエグゼクティブから選ばれているといいます。しかしラグジュアリーカードは、なぜ若者に選ばれているのでしょうか。その魅力に迫ります。

目次

  1. ラグジュアリーカードとは
  2. ラグジュアリーカードの利用者層は
  3. ラグジュアリーカードはなぜ若者の心をつかめたのか
  4. ミレニアル世代は「お得」よりも「質の高いサービス」が好み?

ラグジュアリーカードとは

ラグジュアリーカードは「カスタマーファースト」を掲げています。「ユーザーファーストなサービスとラグジュアリーカードならではの価値を提供する」をコンセプトとしたエグゼクティブ向けのクレジットカードです。創業は、米国で日本、中国、ヨーロッパに展開しています。ラグジュアリーカードの会費他詳細については次の通りです。

名称チタンブラックゴールド
年会費5万5,000円11万円22万円
家族カード会費1万6,500円2万7,500円5万5,000円
還元率1.0%1.25%1.5%

※金額はいずれも税込み

年会費は、5万5,000~22万円(税込み)と幅が大きく還元率はカードのクラスによって異なります。

ラグジュアリーカードの利用者層は

2021年3月にラグジュアリーカードが発表した「2020年の新富裕層の消費動向」には、ラグジュアリーカードの利用者層について明記されています。2020年のラグジュアリーカードの会員の特徴は以下の通りです。

・9割以上が「男性」
・約6割の職業は「経営者・会社役員・自営業」

ラグジュアリーカードの最上位カード「ゴールド」の会員の平均年収は、なんと1,700万円とのことです。ラグジュアリーカードの特徴として「新富裕層のミレニアル世代に人気」という点が挙げられます。

ラグジュアリーカードはなぜ若者の心をつかめたのか

ラグジュアリーカードは、なぜミレニアル世代の富裕層から支持を得られたのでしょうか。ラグジュアリーカードを求める層は、決済機能以外の付帯サービスに関心があると考えられます。高額な年会費であってもラグジュアリーカードの満足度の高いコンシェルジュサービスや各種優待サービスを受けられることを「サブスプリクションサービス」と捉えて利用している方が多い傾向です。

ミレニアル世代は「お得」よりも「質の高いサービス」が好み?

クレジットカードの利用者の多くは「ポイント還元率」を重視しています。一般層は「自分にとってどのカードを利用するのがより一層お得なのか」を考える傾向です。しかしミレニアル世代の新富裕層は「自分にマッチする質の高いサービス」を求めているといえるでしょう。

>>【無料小冊子】不動産投資ローンマニュアル - 仕組みから審査攻略法までを解説

>>【無料小冊子】40の金融機関と接する融資のプロがコロナ禍でも融資を引き出せる方法を解説

【あなたにオススメ】
高級車の販売員はどう「金持ち客」を見分けているのか
米国富裕層 第2のパスポートを検討
テスラより先鋭的?BYTON×5Gの凄さとは?
富裕層が長生きするには理由がある お金持ちが通う会員制高級人間ドックはいくらかかるのか?
超富裕層だけが使える若さをたもつ裏技