2008年に米国で誕生し2016年に日本に上陸した「ラグジュアリーカード」が人気です。「高額な入会金」「金属製のカード」と他のクレジットカードとは一線を画す富裕層向けクレジットカードは、中高年よりも20~30代の若いエグゼクティブから選ばれているといいます。しかしラグジュアリーカードは、なぜ若者に選ばれているのでしょうか。その魅力に迫ります。
ラグジュアリーカードとは
ラグジュアリーカードは「カスタマーファースト」を掲げています。「ユーザーファーストなサービスとラグジュアリーカードならではの価値を提供する」をコンセプトとしたエグゼクティブ向けのクレジットカードです。創業は、米国で日本、中国、ヨーロッパに展開しています。ラグジュアリーカードの会費他詳細については次の通りです。
名称 | チタン | ブラック | ゴールド |
---|---|---|---|
年会費 | 5万5,000円 | 11万円 | 22万円 |
家族カード会費 | 1万6,500円 | 2万7,500円 | 5万5,000円 |
還元率 | 1.0% | 1.25% | 1.5% |
※金額はいずれも税込み
年会費は、5万5,000~22万円(税込み)と幅が大きく還元率はカードのクラスによって異なります。
ラグジュアリーカードの利用者層は
2021年3月にラグジュアリーカードが発表した「2020年の新富裕層の消費動向」には、ラグジュアリーカードの利用者層について明記されています。2020年のラグジュアリーカードの会員の特徴は以下の通りです。
・9割以上が「男性」
・約6割の職業は「経営者・会社役員・自営業」
ラグジュアリーカードの最上位カード「ゴールド」の会員の平均年収は、なんと1,700万円とのことです。ラグジュアリーカードの特徴として「新富裕層のミレニアル世代に人気」という点が挙げられます。
ラグジュアリーカードはなぜ若者の心をつかめたのか
ラグジュアリーカードは、なぜミレニアル世代の富裕層から支持を得られたのでしょうか。ラグジュアリーカードを求める層は、決済機能以外の付帯サービスに関心があると考えられます。高額な年会費であってもラグジュアリーカードの満足度の高いコンシェルジュサービスや各種優待サービスを受けられることを「サブスプリクションサービス」と捉えて利用している方が多い傾向です。
ミレニアル世代は「お得」よりも「質の高いサービス」が好み?
クレジットカードの利用者の多くは「ポイント還元率」を重視しています。一般層は「自分にとってどのカードを利用するのがより一層お得なのか」を考える傾向です。しかしミレニアル世代の新富裕層は「自分にマッチする質の高いサービス」を求めているといえるでしょう。
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