会社員を続けながら不動産投資を実践する、いわゆるサラリーマン大家さんが増えています。会社員だからこそ不動産投資のメリットが多いということもあるのです。
会社員を続けながら不動産投資をする魅力や具体的なステップについて解説していきます。
なぜ会社員が不動産投資に向いているのか
不動産投資というと専業でやらないと成果をだすのが難しいと考えている人も多いのですが、実は会社員をやりながらでも不動産投資はできます。
会社員が不動産投資を検討するべき理由のひとつに、不動産を購入するための融資を受けやすいということがあります。
不動産投資は何百万円から何億円といった金額を支払って不動産を購入するところから始まります。これから資産形成していこうという人で、すぐに現金で全額支払えるという方はそう多くはいないでしょう。
そのため不動産投資をするには金融機関から融資を受けることが多く、会社員という職業は比較的融資を受けやすいという点で不動産投資に向いているわけです。
会社員としての信用力
会社員としての継続した収入、つまり給料があるということは、住宅ローンやカードローン、クレジットカードなどの審査も比較的通りやすいです。自営業の方やフリーランスの方などに比べて会社員というポジションは融資を受けやすいのです。
もちろん、勤め先や年収によって融資の可否は違ってきますが、継続して5年、10年と勤め続けていくことが、金融機関に対しての信用につながり融資を受けやすくなっていくのです。
会社員だからこそ不動産で資産形成ができる
会社員を続けることによって、良い条件で融資を受けることができれば、不動産を保有することで家賃収入を得ることができます。
日々の生活費を給料で賄うことができるのであれば、家賃収入は融資の返済や、次の不動産購入の資金として貯めていくことも可能です。そのため、会社員を続けることによって、1棟、2棟と保有物件を増やしていくことができるのです。
会社員をしながら兼業大家になるための具体的なステップ
ここからは会社員をしながら不動産投資をしていくための具体的なステップを解説していきます。
ステップ1――ある程度の信用力のある会社で正社員として働く
会社員として働きながらも、不動産購入の頭金を支払えるように貯金をしていきます。勤続年数が短いと融資審査が難しい場合もありますので、3年、5年と継続して勤続したほうがいいです。その間に貯金も増やしていきましょう。
ステップ2――会社員の信用力を生かして不動産を購入する
ある程度の貯金が貯まったら金融機関からの融資も活用して不動産を購入します。ここで入ってくる家賃収入は無駄遣いせずに、次の購入に向けて貯金をしていきましょう。会社員の仕事も大切にして、給料の一部も貯金し続けられるとなおいいでしょう。
ステップ3――不動産の保有件数を増やしていき家賃収入をあげていく
保有物件が増えていけば連動して家賃収入の額も増え、会社員としての給料と家賃収入の総額も増えていきます。
そうなってきたら1棟目の融資を早めに完済したり、将来のリフォーム費用を確保したりと不動産投資の拡大をしていくことができます。
2棟目、3棟目と保有物件を増やしていくタイミングで、アパートやマンションなど、戸数の多い物件を検討していくのもよいでしょう。戸数が増えることで空室リスクの分散や、家賃収入の増加が見込めます。
会社員という働き方をしながら将来に向けて資産形成をしていこうと考えるのならば、投資の中でも不動産投資を検討するのはよい選択肢かもしれません。
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