投資というと株式や債券などを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。しかし、投資できる資産はこれだけではありません。不動産や暗号資産(仮想通貨)のほか、近年では高級腕時計やウイスキーといったものまでが投資対象となっています。
こうした株式や債券といった伝統的な資産以外への投資を「オルタナティブ投資」と呼びます。本記事では、オルタナティブ投資の概要やおすすめのオルタナティブ投資TOP5を紹介します。
オルタナティブ投資とは
オルタナティブ(alternative)には、和訳すると「代替の」「代わりの」といった意味があります。つまり、オルタナティブ投資は「代替の投資」と訳され、従来からある株式や債券以外の新たな投資のことを指します。近年は、不動産投資や太陽光発電投資、暗号資産、NFT(非代替性トークン)など投資の幅が広がっているのが特徴です。
ほかにも高級腕時計やウイスキー、ワイン、アート作品などの投資も活況で、これらもすべてオルタナティブ投資に分類されます。
おすすめのオルタナティブ投資2~5位
数あるオルタナティブ投資のなかで、おすすめのものを5つピックアップしました。TOP5をおすすめ順にランキングにしましたので、まずは2~5位までを順に紹介します。
第2位:高級ブランド品
いわゆるハイブランドに分類されるような高級ブランド品は、依然として高い市場価値があります。コロナ禍では、消費が思うようにできなかったこともあり、富裕層のお金が高級ブランド品に向かい「エルメス」や「ルイ・ヴィトン」のバッグ、「ロレックス」の高級腕時計といったブランド品が高騰しました。特に「エルメス」の「バーキン」は、注文をしてから購入できるまでの時間が長く、注文に生産が追いついていない状況のため中古品でも価格が高騰し、投資目的で購入する人もいます。
第3位:現物不動産
不動産もオルタナティブ投資の一種です。現物不動産は、アパートやマンションなどを所有し、家賃収入を得るのが基本的なスタイルです。資産の裏付けがあるため、手堅いミドルリスク投資の代表格ですが、不動産は高額となりやすく、ローンを活用して投資するケースも少なくありません。そのため申込者の属性によっては、ローンの審査など参入障壁の高さがネックとなります。
第4位:NFT
NFTとは、Non-Fungible Tokenの略で「非代替性トークン」とも呼ばれるデジタル資産のことです。アート作品や動画、ツイートなどのデジタル資産に暗号資産のブロックチェーンの仕組みを使って非代替性(1点ものとしての価値)を付与したものを指します。NFTのなかには、高額で取引されているものも少なくありません。
第5位:ヴィンテージもの
ワインやウイスキー、レコードなどのコレクターズアイテムも立派な投資資産の一つです。特にウイスキーは原酒不足によって価格の高騰が起きているため、カスク(樽)単位での投資が注目を集めています。ただし、これらのヴィンテージものは各価値に対する専門知識が必要となり、好きな人、詳しい人向けになるため5位としました。
2023年おすすめのオルタナティブ投資第1位は、不動産クラウドファンディング
2023年おすすめのオルタナティブ投資、第1位は不動産クラウドファンディングです。不動産クラウドファンディングは、事業者がネットを介して集めた資金で不動産を購入し、その物件から得られた収益を投資家へ分配する仕組みです。先ほど紹介した現物不動産は手堅い投資ですが、物件を購入する費用が高額になることがネックです。
その点、不動産クラウドファンディングであれば少ない資金からでも始められるため、参入障壁がグッと低くなります。現物不動産とクラウドファンディング、それぞれの「いいところ取り」ができる投資商品として、2023年は不動産クラウドファンディングへの注目度がさらに高まることでしょう。
不動産クラウドファンディングは、多くの事業者が手がけており、案件の内容もさまざまです。これらを一つずつ探してチェックするのは非常に手間がかかります。しかし不動産クラウドファンディングの案件を横断的に紹介しているサイトであれば希望する条件で案件を探すことができるため、とても便利です。
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