冬のボーナスの平均額は〇〇万円!効果的な活用方法は?
(画像=DESIGNARTS/stock.adobe.com)
丸山優太郎
丸山優太郎
日本大学法学部新聞学科卒業のライター。おもに企業系サイトで執筆。金融・経済・不動産系記事を中心に、社会情勢や経済動向を分析したトレンド記事を発信している

冬のボーナス時期には、「いくらもらった?」「ボーナスを何に使っているの?」などが話題になります。本記事では、ボーナスの平均額と使い道を紹介し、効果的な活用方法について考えます。

目次

  1. 冬のボーナスの平均値、中央値はどれくらい?
  2. ボーナスの一定の割合を資産運用に回そう
  3. 安定高利回り運用を目指すなら不動産クラウドファンディング

冬のボーナスの平均値、中央値はどれくらい?

賃金が上がる社会を目標に掲げる政財界ですが、冬のボーナスはどの程度支給されるのでしょうか。一般財団法人労務行政研究所の調べによると、東証プライム上場企業187社における2023年冬のボーナス(年末一時金)の平均妥結額(2023年9月5日現在)は、80万28円となっています。2022年より1.5%増える見込みです。

業種別で最も高いのが自動車で95万6,459円、最も低いのがサービスで59万6,421円です。業種によって格差が大きいですが、高い数字から低い数字まですべて並べた中央値は、79万3,000円となっています。また2023年12月8日に支給された国家公務員(管理職を除く一般行政職)の冬のボーナスは、平均67万4,300円で、2022年より3.4%増えています。

ボーナスの一定の割合を資産運用に回そう

一方で、ボーナスを何に使うのかも気になるところです。マイナビニュースが2022年の冬のボーナス支給時期に実施したアンケート調査によると、使い道として「預貯金」が46.9%と約半数を占め断トツの1位でした。以下、2位「生活費の補填」(22.7%)、3位「趣味・娯楽」(20.8%)と続き、4位に「金融商品の購入」(15.6%)が入っています。

お金の有効活用という意味では、半数近くの人が預貯金に回しているのはもったいないといえます。なぜなら銀行の預貯金金利はメガバンクの定期預金で0.002%、金利が高いネット銀行でも0.01~0.30%と資産運用としてはほとんど意味のない水準だからです。(2023年12月11日時点)

このような金融情勢下では、ボーナスの一定割合を資産運用に回すことも検討しましょう。金融商品の購入よりも預貯金を選ぶ人は、「元本を減らしたくない」という思いがある人が多いのではないでしょうか。そのような安全志向の人が安心して投資するには、以下のような運用がおすすめです。

安定高利回り運用を目指すなら不動産クラウドファンディング

ボーナスを投資で減らしたくない人は、値動きがない金融商品を購入すると安定した資産運用が可能です。ただし個人向け国債のような元本保証の商品は、安全な代わりにわずかな利息収入しか得られません。そこで検討したいのが、低いリスクで高い利回りを得られる不動産クラウドファンディングへの投資です。

不動産クラウドファンディングは、インターネット上で事業者が募集している不動産ファンドに不特定多数の投資家が出資し、不動産を運用して得た収益の一部を分配金として受け取る不動産小口化商品です。万一不動産の評価額が下がっても、以下のようなリスク対策が用意されています。

・優先劣後方式
あらかじめ決められた範囲で事業者が損失を優先して負担する

・マスターリース契約
空室保証で一定の家賃が保証される

そのため元本割れになることは、極めてまれです。リスクが低い割に予定分配金利回りは3~8%程度と高利回りな点も魅力といえるでしょう。募集しているファンドの多くは、1口1万円または10万円で、少額から投資できます。毎月の給与から1万円ずつ投資するのもよいですし、ボーナスが支給された月に10万円まとめて投資するのもよいでしょう。

うれしい冬のボーナス支給ですが、少しでも増やせるように、この機会に不動産クラウドファンディングで資産運用を始めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2023年12月8日現在の情報を基に構成しています。ボーナスの最終的な平均額は変更になる可能性があります。参考程度にお考えください。

>>【無料小冊子】クラウドファンディングサービス大全


【あなたにオススメ】
富裕層も注目する「投資型クラウドファンディング」とは?
つみたてNISA(積立NISA)以外でやるべき「プラスαの投資」7選
不動産クラウドファンディングのリスクやデメリットは?成功するためのポイントも解説