新型コロナウイルスの感染が広がった2020年、「海外に移住する方法」をネットで検索する人が世界的に増加したといいます。「どこに移住したい人が多いのか」その調査を行ったのは、海外送金サービス会社の「レミトリー」です。移住したい国ランキング上位3つの国がなぜ人気を得ているのか、その理由を探ります。
【合わせて読みたい「ランキング」シリーズ】
・スポーツ選手の収入ランキング 1位はあのスポーツ
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移住したい国ランキング1位はカナダ!
レミトリー社は2020年1月~10月の間、世界101ヵ国の人々が「移住したい国」として検索した国を集計しました。その結果、移住したい国ランキングトップに輝いたのがカナダです。
カナダは世界平和度指数が高く、もっとも安全な国の一つといわれています。また失業率も低く、ビザ取得の選択肢が多い国であることから、さまざまな国の人々が注目したようです。
また、カナダの国民は移民に対しても比較的フレンドリーで、景観も美しく魅力的な国という印象が強いようで、移住後の住みやすさ、暮らしやすさが人気の理由と考えられます。
堂々2位は日本!
移住したい国ランキング2位はなんと日本でした。調査の結果、驚くべきことに移住したい国1位のカナダでは、日本への移住を検討している人が多いことが分かっています。日本の景色のすばらしさ、安全性、雇用機会の多さが日本への注目を集めている理由のようです。
カナダのほかにも、アメリカ、オーストラリアの人々の多くが日本への移住方法を検索しています。
3位のスペインは南米から人気―その他の国は
3位のスペインは、言葉や文化が似ていることから南米諸国から多くの人気を集めました。医療体制が整っており治安が良いなど、全体的に生活の質が高いことも人気の理由のようです。
それ以外の国についても紹介します。
・ロシアの国民の多くは、緊張関係にあるアメリカを移住先に考えている
・中東・アラビアでは、所得税のないカタールへの移住方法が検索されている
・ニュージーランドとフィジーはお互いが「移住したい国」になった
「隣の芝生は青い」といいますが、それぞれの国の国民は他国の芝生が青く見えているのかもしれません。
日本は意外と人気の国。外国人向け不動産のニーズも高まる可能性
同調査において、「日本への移住方法をもっとも検索した国」の数は13ヵ国にのぼることが分かりました。新型コロナウイルスが落ち着き、再び世界中の人々が移動することになったら、国内の不動産のニーズが高まるかもしれません。
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