「ながらスマホ」で約1万円!?海外出張や旅行で気をつけたい罰金刑
(画像=АндрейЯланский/stock.adobe.com)

郷に入っては郷に従え……海外に行けば日本にないルールに従う必要があります。もしルールを知らずに破ってしまった場合は、罰金を支払わなければならないかもしれません。ここでは、海外出張や海外旅行の際に気をつけたい意外と知られていない海外の罰金刑を紹介します。

※各レートは2021年7月16日時点の為替レートから日本円換算しています。

ついついやってしまいがちな行動も罰金の対象

イタリアは、ローマのスペイン広場でジェラートを食べると最大500ユーロ(約6万4,930円)の罰金です。そのため映画「ローマの休日」の聖地で劇中さながらに階段に腰をかけてジェラートを堪能することはできません。またこの階段は「座ること」も禁止されています。階段を汚した場合、最大400ユーロ(約5万1,944円)の罰金を支払わなければなりません。

シンガポールでは、水洗トイレの水を流さなかった場合に150シンガポールドル(約1万2,174円)の罰金刑が科せられます。米国のルイジアナ州では「ズボンの腰履き」で50米ドル(約5,499円)の罰金刑です。英国のロンドンでは、地下鉄で間違って乗り越しただけで80ポンド(約1万2,166円)、ドバイでは電車の中で居眠りをするだけで300UAEディルハム(約8,981円)の罰金となっています。

このように日常的にやってしまいがちな行動でも罰金刑に処されるかもしれません。海外では、いつも以上にマナーに気をつけて行動しましょう。

そもそもマナー違反!納得の罰金刑

ハワイでは、横断歩道以外の場所で道路を渡ると130米ドル(約1万4,297円)の罰金です。米国のニュージャージーに行くと「ながらスマホ(歩きながらメールを打つ)」で85米ドル(約9,348円)、ニューヨークでは地下鉄で飲酒すると50米ドル(5,499円)の罰金刑が科せられる可能性があります。道路や公共交通機関を利用する際、道順を調べるのにスマホを出すこともあるかもしれません。

しかしその際は、うっかりメールを打たないように気をつけてください。

高額すぎる!絶対に気をつけたいマナー違反

シンガポールでは、ゴミのポイ捨てをすると1,000シンガポールドル(約8万1,166円)の罰金が科せられる可能性があります。またイタリアのヴェネツィアに行ったときには、動物に気をつけましょう。サン・マルコ広場の鳩にえさを与えると最大500ユーロ(約6万4,930円)の罰金刑に該当します。さらにサイパンは、珊瑚や貝殻を採取するだけで2,000米ドル以上(約21万9,960円)の罰金です。

海外出張・旅行の際には事前にマナーを確認しておこう

海外には、日本では考えられないようなさまざまな法律や条例があります。しかし現地のルールは、他国民でも守らなければならないものです。うっかり失念して罰金刑を受けないためにも海外出張や海外旅行の際には、事前に訪れる国のマナーを確認しておくとよいでしょう。

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