勝ちたい不動産投資家は必見!「強い立地」と「弱い立地」の違いとは?
(画像=turgaygundogdu/Shutterstock.com)

不動産投資の成否は、立地選びによって決まると言われるほど、不動産投資において立地は重要です。立地において重視されるポイントは何なのか、「強い立地」と「弱い立地」の違いはどこにあるのか、最近のトレンドを踏まえて解説します。不動産投資で成功したい人はぜひ参考にしてください。

不動産投資ではなぜ立地が重要なのか?

不動産投資で重要なのは、一にも二にも立地と言われています。その理由は、不動産がその名の通り「不動」、つまり「動かせない」ことにあるのです。

賃料はオーナーの裁量権で設定しなおすことができます。また、コストはかかりますが修繕やリフォームで物件の価値を向上させることも可能です。

しかし、立地は変えることができません。物件を所有している間に周辺環境が変わることはありますが、オーナーの意思とは無関係です。そのため、立地選びは不動産投資にとって非常に重要と言われています。

入居者を確保して収益をあげ、不動産投資で成功するには、立地の良し悪しを判断できるようになることが大切です。最近の入居者のトレンドも押さえ、強い立地と弱い立地を知ることで、収益のあがる物件を見抜けるようになるでしょう。

強い立地と弱い立地の特徴

立地の良し悪しを決める項目には様々なものがありますが、最も影響が大きいのは駅からの距離です。主要駅や人気の沿線上の駅から徒歩圏内であれば、強い立地の物件と言えるでしょう。

共働き世帯の増加で駅近物件がますます人気に

特に最近は、駅近物件の人気が高まっています。その理由は、ライフスタイルの変化にあります。

高度経済成長期やバブル期は、夫が大黒柱として家計を支え妻は家で専業主婦をするという世帯が一般的でしたし、車の所有に対しても一種のステータス意識がありました。そのため、駅からの距離以上に広さや間取り、外観や内装のデザインなど家での過ごしやすさが重視されていました。

しかし最近では、夫婦がともに仕事をする共働き世帯が急速に増加しています。また、若い世代を中心に車を持たない人が増えており、休日や旅行など必要な時のみカーシェアやレンタカーを利用するといった形になりつつあるのです。

忙しい共働き世帯にとっては、時間効率は何より優先されます。家で過ごす以上に外で過ごす時間が多いため、広さや間取りはさほど重視されません。こういったライフスタイルの変化に伴い、駅近物件の人気が急速に高まっていると言えます。

この傾向は都市部にとどまらず、どの地域にも当てはまります。駅を中心に距離が離れるほど賃料が下がっていく構図はそう簡単にくつがえることはないでしょう。今後、強い立地の物件を探す際には駅近は外せない条件です。

工場、大学、病院など周辺施設は要チェック

駅近以外に、特定の入居者に依存しているかどうかも立地の強弱を見極めるうえで重要な視点です。一見入居率の高い物件であっても、工場など特定の施設の入居者に依存している場合、移転や閉鎖があった際に大きな打撃を被ることになるからです。

大学や病院、工場などが近隣にあれば、入居者確保においては有利に働きます。しかし、ずっと同じ場所に施設があるとは限りません。物件を見極める際には、周辺環境や入居者の属性についても確認することが大切です。

「入り口」で失敗しないためには専門家の視点も必要

不動産投資が成功するかどうかは入り口で決まると言われています。立地選びは、物件購入前にしかできません。購入してからも入居者確保のため様々な対策を練ることは可能ですが、選択肢は限られてきます。

強い立地・弱い立地を理解し、購入前に物件をよく見極めることが大切です。人気の沿線上にある駅なのか、利便性はいいかなどをよく確認しましょう。駅によっては、どちらの出口から出るかで街の雰囲気が全く違うこともあります。自分の足で歩いてみることで、貴重な情報が得られるかもしれません。

不動産投資を始める際に失敗したくないなら、専門知識を持った不動産会社に相談するのも一つの方法です。実際に話を聞くことで、立地の見極め方や物件選びのポイントについて、プロの目線を学ぶこともできます。

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