不動産投資の魅力を知り、自分も始めたいと思ったものの、「自分にそんなお金はない」と諦めてしまっている人も多いでしょう。その考えの根底にあるのは、本来不動産投資は土地や建物などをすでに所有している人が行うもので、資産のない人には縁遠いものであるというイメージではないでしょうか。
しかし今は、資産を持っていない人でも少額から不動産投資に参入できる仕組みが整備されています。
この記事では、少額から不動産投資に参入する方法や、その場合に得られるメリットについて解説します。
不動産投資は資産家だけのもの?
所有不動産から家賃収入を得るというビジネスモデルは、先祖代々から伝わる不動産を持っている人だけのもの、というイメージがあります。しかし今では、不動産投資の門戸が多くの人たちに開かれています。
不動産投資家向けの融資やインターネットによる情報提供など、今では資産を持たない人であっても参入できる環境が整っています。資産家の家に生まれた人でなくても不動産投資にチャレンジできるのです。この環境を背景に、資産ゼロから参入する新しい不動産投資家が続々と誕生しています。
少額から不動産投資を始める方法
不動産投資に参入する環境が整備されているといっても、取得価格が数千万円もしくはそれ以上の収益物件を購入するためには、自己資金では到底足りないと思うかもしれません。
しかし、自己資金が100万円程度であっても、不動産投資を始める現実的な方法はあります。考えられる方法は、主に以下の2つです。
少額で不動産投資を始める方法① 格安物件を購入する
少額から不動産投資を始める方法として最初に頭に浮かびやすいのが、格安物件の購入です。不動産検索サイトなどで調べてみると、数百万円で購入できる物件はたくさんあります。
このような物件であれば手が届く可能性は高いですが、安い価格にはそれなりの理由があると考えるべきです。特に、長らく売りに出されているにもかかわらず買い手がついていない物件となると、空室リスクが高いため、購入することはできても、その投資で成功する確率は低いと言わざるを得ません。
少額で不動産投資を始める方法② ローンを活用する
少額から不動産投資を始めるもう一つの方法は、ローンの活用です。自己資金と融資で調達した資金を足して物件を購入し、ローンを返済しながら家賃収入を得る方法です。
借金をすることに抵抗を感じる人もいると思いますが、これはお金が足りなくなって借金をするのではなく、事業のための資金調達です。ローンを活用することによって少額の自己資金では手が届かなかった物件も購入できるようになり、不動産投資への本格的な参入が現実味を帯びてきます。
少額から始められるのが不動産投資の魅力
格安物件の購入とローンの活用という2つの方法を紹介しましたが、筆者は後者を推奨します。最大の理由は、レバレッジ効果です。
レバレッジとは、「てこ」という意味です。自己資金が少額であっても融資という他人資本を活用することで「てこの原理」のように大きな資金を運用することができるため、レバレッジ効果と呼ばれています。
少額からでも不動産投資に参入できることだけが、レバレッジ効果を生かすメリットではありません。家賃収入でローンを返済し、やがて完済すれば入居者からの家賃という他人資本で不動産物件を自分のものにしたことになります。これは資産形成効果と呼ばれ、不動産投資が持つ大きなメリットの一つです。
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