賃貸管理
2019.3.28

若者世代に人気!VR内覧の効果とは

(画像=fizkes / Shutterstock.com)
(画像=fizkes / Shutterstock.com)
次世代技術の代表ともいえるVR(バーチャルリアリティ)は、かつてエンタメ分野での用途が中心でしたが、近年では医療分野や職業訓練など利用範囲が広がっています。そのVRの波は、今や不動産業界にも押し寄せてきました。VRを利用した新しい物件内覧の形とはどんなものでしょうか?今回は、若者世代にも人気のVR内覧の効果について解説します。

VR内覧とは何か

VR内覧とは、VR技術を駆使した専用機材を装着することによって、別の場所にいながら物件の部屋を見ているような体験ができるシステムです。あらかじめ不動産会社が360度VR動画用カメラで撮影した画像を、スマホやパソコンでWeb上にアップし、頭に装着したゴーグルなどで見ることができます。コンセントの位置など細かい部分まで撮影しておけば、利用者に詳細な物件の様子を伝えることが可能です。

そのため、近年VR内覧を導入する不動産会社が増えています。VR内覧は不動産会社の店舗で行うことが一般的ですが、今後は自宅や職場でも内覧することができるようになるかもしれません。

こんなに大きいVR内覧の効果

VR内覧は不動産会社にとって、実施効果が極めて高いシステムです。一番のメリットは、業務効率のアップです。これまで物件の内覧は、営業マンが車を使って顧客を現場まで案内しなければなりませんでした。それがVR内覧を利用すれば、不動産会社の店舗にいながら物件の内覧ができるのです。もちろん、すべての顧客がVR内覧を選択するわけではありません。

しかし、若い世代の顧客なら興味を持ってくれる可能性は高いでしょう。営業マンは、削減した時間を他の業務に振り分けることが期待できます。また、VRのコンテンツをWeb上で公開することにより、遠隔地や海外の顧客にも閲覧してもらえるほか、VR内覧をPRすることにより店舗への集客効果が高まる点もメリットです。

ただ、人によってVR酔いが起こることはデメリットといえます。これは利用者の頭の動きと画像の動きにズレが生じるために起こる、乗り物酔いに似た症状です。心配な方は、あらかじめ申し出た方がよいでしょう。

VR内覧に必要な機材は?

VR内覧に必要な機材は、物件撮影のための360度カメラと一脚、VRコンテンツを見せるためのゴーグルまたはヘッドセット、それにスマホなどです。顧客が装着する機材の価格はピンからキリまであり、エンタメ分野でおなじみのゴーグルタイプの製品なら数千円で購入することができます。意外に安い印象ですが、「ヘッドマウントディスプレイ」と呼ばれる、より高機能なヘッドセットタイプのものになると、数万円が相場です。

レノボの「Mirage Solo」というヘッドセットタイプの機種の例では、人間の視界に近い110度の視野角で高い没入感(その世界にすっかり入り込んだ感覚)を実現し、よりリアル感を持った内覧が可能になります。スマホやパソコンがなくても操作できるのが特徴で、価格はこちらの機種の場合4万円前後で購入可能です。

このほか、撮影したコンテンツを編集するためのソフトウェアが必要ですが、ソフト各社から月額定額制のサービスが提供されています。

空室対策にも効果あり

不動産会社や物件のオーナーにとって、大きな問題が「空室対策」です。VR内覧は、空室対策にも効果が期待できます。これまでのアナログな内覧では、退居前物件の場合は居住者の都合が合わなければ内覧することができませんでした。しかし、VR内覧であれば居住者に迷惑をかけることなく物件を紹介できるため、機会の逸失を防止することができます。

その分、各物件の内覧機会が増え、空室を減らせるというわけです。顧客とオーナー、不動産会社の三者にとってメリットの大きいVR内覧ですが、あくまで仮想現実ですので、部屋の空気感や、周辺の環境までわかるわけではありません。VR内覧で気に入った物件があったとしても、最終的には現場を確認し、イメージと違っていないか納得したうえで契約することが重要です。
 

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