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2019.10.1

セットアップオフィスの新形態? オフィスと居住スペースが共存する一棟貸しのセットアップオフィスが話題!

1階の会議スペース。シックで高級感ある内装が魅力。
1階の会議スペース。シックで高級感ある内装が魅力。
スタートアップや伸び盛りのベンチャーはもちろん、コツコツと実績を重ね事業の拡大を実現するあらゆる業界業種の組織にとって、その拠点となるオフィス選びは本業と同様、いやそれ以上に真剣に検討を重ねるべきポイントでしょう。賃料のランニングコスト、これからの事業の可能性、拡大に伴うスタッフの増員などのバランスを見極め、いかに無駄なくオフィスを確保できるかは、事業成功のもう一つのカギと言っても過言ではありません。

そんな中、いま「セットアップオフィス」と呼ばれるタイプの賃貸オフィスが注目を集めています。従来の賃貸オフィスは、什器などがない、いわゆるスケルトンの状態で契約し、借主が内装工事や什器、備品を手配してオフィスの体裁をととのえていくスタイルが当たり前でした。しかしセットアップオフィスは、エントランスからオフィス内までリノベーションを施し、さらに借主の要望次第で什器等のセッティングもされた状態で契約する賃貸オフィスで、コストやスピード感の点で借主に大きなメリットをもたらします。

今回は、都心の一等地、半蔵門に新しく完成した、非常に珍しい一棟貸しのセットアップオフィスを紹介しながら、セットアップオフィスの魅力やメリットについて紹介します。

コストも時間も圧縮できる「セットアップオフィス」

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什器が配置された4階フロア。
要望により異なる什器の手配までオーダーすることも可能。
セットアップオフィスの最大の魅力。それは、オフィスの開設時や移転時に必要となる初期費用や時間を圧縮できることです。

一般的な賃貸オフィスだと、入居のための内装工事や什器の購入などにより、オフィス開設にトータル1,000万円以上の費用がかかることがありますし、移転の場合だと、これまでのオフィスと新しいオフィスの賃貸期間が重複し、ダブルで賃料を払わなくてはいけない場合もあります。また、物件を選び契約を結んだところから内装工事の手配、什器の搬入やレイアウト、通信等のケーブルのセッティングなどを行うため、契約開始から実際の稼働までにどうしても時間がかかってしまいます。

しかし、セットアップオフィスはエントランスや内装、電源や通信における配線、場合によっては什器までセットされた状態で賃貸契約を結ぶことができるので、時間を節約してすぐに事業をスタートすることができます。一般的な賃貸オフィスに比べると賃料はやや高めですが、高額な初期費用をまとめて準備する必要がない分、借主としては長期的視点に立って事業を進めることができますし、オーナー側から見ても、一般的な賃貸オフィスよりも高めの賃料が設定できるため、借主・貸主双方に大きなメリットが期待できます。

シェアオフィスやコワーキングにはないメリット

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しっかりセキュリティー対策が施されたエントランス
最近はリモートワークやノマドワークの環境が整ってきたこともあり、月額契約で気軽に利用できるシェアオフィスや、より開放的な環境で仕事ができるコワーキングスペースからビジネスをスタートさせる人々も増えています。では、そうした形態のオフィスと比較した際のセットアップオフィスの魅力はどこにあるのでしょうか。

まず、シェアオフィスとの最大の違いは、見ず知らずの人がオフィスに日常的に出入りするような不安がないことです。特に機密性の高い情報を扱うようなビジネスにおいては大きなメリットとなりますし、さまざまな面での安心・安全が担保されます。ご希望により警備会社のセキュリティーシステムの導入にもすぐに対応できます。

また、機能性やグレードの高いビルにしっかりとしたオフィスを構えることによって、組織としての結束や仕事に対するスタッフのモチベーションを向上させることにもつながります。

ビルのネーミングライツが取得できるのも一棟貸しならでは

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エントランス部分にビル名の表示も可能
そうした背景の中、新しいタイプのセットアップオフィスとして、フロア単位ではなく一棟全て丸ごと賃貸可能なセットアップオフィスが注目を集めています。

半蔵門駅から徒歩約3分の好立地にある、とあるセットアップオフィス。その一番の特徴は、6階建てビルの一棟貸しであること。フロアごとの区分貸しが多いセットアップオフィスですが、一棟貸しであることで、賃貸でありながらまるで自社ビルのように使用することができます。ビルのネーミングライツも契約に含まれるため、社名をビルに冠することもできます。

エントランス部分から内部まで一貫して施されたシックで高級感の漂うデザインは、このエリアに多い弁護士や会計士など士業の方々や、ベンチャー企業のオフィスとしての用途を想定しています。1階は受付と大小二つの会議室、2階から4階までは、1フロアあたり6卓ほどのオフィス机が置けるオフィス階としての利用を想定しています。

さらに5階と6階は、この物件最大の特色である居住可能スペース。仕事が遅くなることも多い士業の方や経営者のセカンドハウス的な用途を想定した作りで、「今まで終電を逃した時にはホテルに泊まっていた」という経営者にとっては無駄な出費を抑える効果が期待できます。5階は落ち着いたラウンジ風の内装が施されており、来客時の接待スペースとしても、仕事のあとにスタッフ同士がお酒などを楽しみながらくつろぐスペースとしても重宝しそうです。法律上は住宅としての用途となっていますが、ニーズに合わせてオフィス用にリノベーションして活用することも可能です。

一棟貸しのセットアップオフィスはまだまだ珍しく、今後大きな注目を集めそうです。
 
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6階の居住スペース。5階から中階段でつながっている。

借主・貸主双方に大きなメリットが期待できる

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ラウンジ風の内装が施された5階フロア
このセットアップオフィスは最大20名程度のスタッフが在籍する企業や組織がベストマッチですが、グループ企業が会社ごとにフロアを利用したり、複数の弁護士が所属する法律事務所がフロアごとに利用したりするケースにもマッチしそうです。

「働き方や働くことへの価値観が多様化する中で新しいオフィスのあり方を模索する、その試みの中でこのセットアップオフィスが生まれました。5階や6階の使い方に価値や遊び心を見出していただける方にはきっと面白いと思っていただけると思いますし、オフィス選びの選択肢の一つとして、これからもこうした新しい提案を続けていきたいと思っています。」(企画担当者)

いろいろな使い方のイマジネーションが広がる、賃貸オフィスの新しいスタイル「セットアップオフィス」。賃貸オフィス市場の急先鋒として、今後、オフィスの開設や移転を考える経営者はもちろん、賃貸経営を考えるオーナーからも大きな注目を集めそうです。

今回の取材物件

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【物件概要】
名称:[仮称]リーガルBLD半蔵門※
   ※ビル名は借主様のご希望で変更可能です。
所在地:東京都千代田区平河町1-9-6
最寄り駅:半蔵門線「半蔵門」駅 徒歩3分
     有楽町線「麹町」駅 徒歩6分
築年月:2014年6月(2019年8月全面改装)
延床面積:242.19㎡(73.26坪)
構造規模:鉄骨造陸屋根6階建
用途:事務所・店舗・居宅

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